[5602] 栗本鐵工所 の財務・株価分析レポート

栗本鐵工所の2025年03月期の営業利益は7,930百万円、営業利益率は6.3%と前年比470百万円増、営業利益率は0.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社および子会社21社で構成され、ライフライン事業、機械システム事業、産業建設資材事業の製品の製造販売を主な内容として事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • ライフライン事業: 主に当社が製造販売し、一部は連結子会社栗本商事㈱、ヤマトガワ㈱、北海道管材㈱が特約販売店として販売しています。
  • 機械システム事業: 主に当社が製造販売しています。
  • 産業建設資材事業: 主に当社が製造販売し、一部は連結子会社栗本商事㈱が特約販売店として販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは多様な子会社を持ち、各種製品の製造・販売、運送、設計、施工、メンテナンスなど幅広い事業を展開しています。

今後の展開・方針

具体的な今後の展開・戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、各工場の合理化、省力化、機能更新を中心に進められ、特に製造設備の更新や新設が多く行われた。湖東工場のクリモトコンポジットセンターやFRP製品製造設備、加賀屋工場のダクタイル鉄管製造設備などが継続的に投資されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2,421百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 住吉工場の事務所棟建設工事、堺工場の新型耐震管製造設備、加賀屋工場の鉄管製造設備
  • 2016-03-31 (2,944百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 加賀屋工場の鉄管製造設備、湖東工場内のクリモトコンポジットセンターの成形システムデモンストレーションプラント設備
  • 2017-03-31 (1,944百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 住吉工場のバイナリー発電装置試験設備、高機能・高性能樹脂テストセンター、湖東工場のFRP(M)管製造設備
  • 2018-03-31 (1,950百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 湖東工場内のクリモトコンポジットセンターの成形システムデモンストレーションプラント設備、FRP(M)管製造設備
  • 2019-03-31 (2,915百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 湖東工場の引抜成形設備、住吉工場の機械加工設備、クリモトコンポジットセンターの建屋建設
  • 2020-03-31 (4,960百万円)
    目的: 合理化
    詳細: クリモトコンポジットセンターの建屋建設、炭素繊維強化樹脂材料用設備、住吉工場の機械加工設備
  • 2021-03-31 (3,401百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 湖東工場内のFRP製品製造工場の建屋建設および製造設備
  • 2022-03-31 (2,460百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 加賀屋工場のダクタイル鉄管製造設備、湖東工場のFRP製品製造設備
  • 2023-03-31 (3,444百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 加賀屋工場のダクタイル鉄管製造設備、住吉工場のバルブ製造設備
  • 2024-03-31 (2,788百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 加賀屋工場および堺工場のダクタイル鉄管製造設備、住吉工場のバルブ製造設備
  • 2025-03-31 (4,006百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 滋賀工場の事務所等更新工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ