[7073] ジェイック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、教育融合型人材紹介サービスを主な業務としており、カレッジ事業、新卒事業、教育研修事業その他を展開しています。

事業セグメント

  • カレッジ事業: 主に中堅中小企業に対して、就職ポテンシャル層に教育の機会を提供し、紹介を行う教育融合型人材紹介サービスを展開。無料就職支援講座や集団面接会を通じて、求職者とクライアントのマッチングを支援。
  • 新卒事業: クライアントの採用時期や採用人数に応じて、人材紹介、合同企業説明会、求人サイトを提供。新卒カレッジ®では大学4年生を対象に無料就職支援サービスを行い、合同企業説明会やFuture Finder®を通じて企業と学生のマッチングを支援。
  • 教育研修事業その他: 中堅中心企業を対象に、パッケージ研修やインハウス型、オープンセミナー型で研修を提供。『7つの習慣®』研修や『原田メソッド®』研修、デール・カーネギー研修など、多様な研修プログラムを展開。

事業の特徴・強み

  • 教育融合型人材紹介サービスは、フリーターや大学中退者の就職支援に特化し、独自性と社会性を持つ。無料就職支援講座と集団面接会を組み合わせたビジネスモデルは業界内でも独自性が高い。
  • 新卒事業では、後期(夏以降)に支援のピークを迎えることで、他社との差別化を図っている。
  • 教育研修事業では、考え方の変革を重視した研修を提供し、組織文化の醸成を目的としている。

今後の展開・方針

今後も、教育研修サービスで培ったノウハウを活かし、求職者の定着と活躍を支援する研修プログラムを提供することで、業界内での独自性を強化していく。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は新規事業の拡大や効率化を目的とした設備投資を行ってきました。特に、カレッジ事業及び教育研修事業のサービスラインナップ拡大、事業のオンライン化、拠点の移転や新規開設に伴う設備投資が中心となっています。近年はソフトウェアへの投資が増加しており、効率化を重視した戦略が見受けられます。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-01-31 (50,236千円)
    目的: 新規事業
    詳細: カレッジ事業及び教育研修事業におけるサービスラインナップ拡大とサービス品質向上のための特許使用権、新規拠点開設に伴う各種設備、内部造作、什器備品の購入
  • 2021-01-31 (103,012千円)
    目的: 効率化
    詳細: 新規拠点開設や拠点の縮小移転、事業のオンライン化のための本社の防音工事に伴う各種設備、内部造作、什器備品の購入、特許使用権、事業譲受を受けたソフトウェア
  • 2022-01-31 (84,826千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウェア、移転した拠点や事業のオンライン化のための大阪支店のレイアウト変更・防音工事に伴う各種設備、内部造作、什器備品
  • 2023-01-31 (137,654千円)
    目的: 新規事業
    詳細: ソフトウェア、デール・カーネギー・トレーニングを一部地域を除く日本国内における独占的フランチャイズ権、移転した拠点の内部造作、什器備品
  • 2024-01-31 (41,955千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエア
  • 2025-01-31 (86,855千円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウエア

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ