[7085] カーブスホールディングス の財務・株価分析レポート

カーブスホールディングスの2024年08月期の営業利益は5,458百万円、営業利益率は15.4%と前年比1,607百万円増、営業利益率は2.6%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、女性専用の30分フィットネス『カーブス』を展開する事業を主たる業務としており、持株会社として各事業会社に対する経営管理を行っています。

事業セグメント

  • 国内カーブス事業: 株式会社カーブスジャパンが日本国内でカーブス事業のフランチャイズ本部として、フランチャイズ加盟事業者に対する経営指導やシステムの導入、商品提供などを行い、フランチャイズチェーンを管理しています。
  • 海外カーブス事業: Curves International, Inc.がカーブス事業のグローバルフランチャイザーとして、世界各国のマスターフランチャイジーにロイヤルティ管理や機器販売を行っています。Curves Europe B.V.は欧州圏でフランチャイズ本部を運営しています。

事業の特徴・強み

  • 女性専用のフィットネスという特化した市場において、国内外で広範なフランチャイズネットワークを持ち、会員数や店舗数の規模で優位性を持っています。

今後の展開・方針

今後も国内外でのフランチャイズネットワークの拡大と、直営店舗の運営を通じて事業の成長を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループは主に株式会社カーブスジャパンにおけるフランチャイズ加盟企業向けシステムの増強とオンライン体操教室「おうちでカーブス」の開発投資を中心に設備投資を行ってきました。また、株式会社ハイ・スタンダードにおいては、リニューアル工事や新規出店を中心に設備投資を実施しています。これにより、販売能力の増強を図り、事業の拡大を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-08-31 (385,716千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強を中心に305,085千円の設備投資、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、リニューアル工事を中心に68,062千円の設備投資
  • 2021-08-31 (781,657千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強及びオンライン体操教室「おうちでカーブス」の開発投資を中心に694,003千円、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、リニューアル工事を中心に38,222千円の設備投資
  • 2022-08-31 (862,932千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強及びオンライン体操教室「おうちでカーブス」の開発投資を中心に798,844千円、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、リニューアル工事を中心に49,101千円の設備投資
  • 2023-08-31 (825,652千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強及びオンライン体操教室「おうちでカーブス」の開発投資を中心に689,056千円、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、リニューアル工事を中心に66,922千円の設備投資
  • 2024-08-31 (1,029,931千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 株式会社カーブスジャパンにおいて、フランチャイズ加盟企業向けシステムの増強及びオンライン体操教室「おうちでカーブス」の開発投資を中心に940,171千円、株式会社ハイ・スタンダードにおいて、新規出店を中心に69,195千円の設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ