[7090] リグア の財務・株価分析レポート

リグアの2025年03月期の営業利益は-154百万円、営業利益率は-5.4%と前年比272百万円減、営業利益率は8.8%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、6社で構成され、「DESIGNING WELLNESS LIFE」というパーパスのもと、人生における「からだ」と「おかね」の不安をなくすウェルネス事業とファイナンシャル事業を展開し、豊かな社会の実現を目指しています。

事業セグメント

  • ウェルネス事業: 接骨院の経営・運営における問題に対するソリューションを提供し、接骨院向けシステムの開発・販売、EMSやトムソンベッドなどの機材販売、コンサルティング、請求代行、健康サポート製品の提供を行っています。
  • ファイナンシャル事業: 保険代理店業務、金融商品仲介業、財務コンサルティングやM&A仲介を中心とした経営支援業務を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 接骨院向けに特化したシステムや機材の提供、継続型コンサルティング、Web集客コンサルティングなど、接骨院の経営・運営を多角的にサポートする体制が整っています。
  • 健康サポート製品IFMC.を通じて、医療・介護分野での応用を目指し、特許取得済みの技術を活用した製品開発を行っています。

今後の展開・方針

他社ブランドや異業種企業とのコラボレーションを通じて、IFMC.技術を活用した新たな製品開発や共同プロモーションを展開し、用途拡大と市場認知の向上を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループは主に効率化を目的とした設備投資を行ってきました。接骨院ソリューション事業ではレセONEの機能追加や本社内装設備の開発が継続的に行われ、金融サービス事業では事務所の増床や移転に伴う設備投資が行われました。最近ではウェルネス事業やファイナンシャル事業においてもソフトウエア開発やシステム開発に注力しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-03-31 (223,048千円)
    目的: 効率化
    詳細: 接骨院ソリューション事業におけるレセONE及びLigoo POS & CRMの機能追加のソフトウエア開発、金融サービス事業における事務所増床に伴う設備
  • 2021-03-31 (496,050千円)
    目的: 効率化
    詳細: 接骨院ソリューション事業における本社内装設備及びレセONEの機能追加のソフトウエア開発、金融サービス事業における事務所増床に伴う設備
  • 2022-03-31 (308,254千円)
    目的: 効率化
    詳細: 接骨院ソリューション事業における本社内装設備及びレセONEの機能追加のソフトウエア開発、金融サービス事業における本社事務所増床に伴う設備
  • 2023-03-31 (130,929千円)
    目的: 効率化
    詳細: 接骨院ソリューション事業におけるレセONEの機能追加のソフトウエア開発、金融サービス事業における東京事務所移転に伴う設備
  • 2024-03-31 (22,427千円)
    目的: 効率化
    詳細: ウェルネス事業におけるレセONEの機能追加及びECサイト制作のソフトウエア開発、ファイナンシャル事業における事務所内装工事に伴う設備
  • 2025-03-31 (36,737千円)
    目的: 効率化
    詳細: ウェルネス事業におけるECサイト制作のソフトウエア開発、ファイナンシャル事業における保険事業の報酬計算システムの開発

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ