[7093] アディッシュ の財務・株価分析レポート

アディッシュの2024年12月期の営業利益は-132百万円、営業利益率は-3.7%と前年比39百万円増、営業利益率は1.2%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

アディッシュ株式会社とその連結子会社は、ソーシャルメディアやコミュニケーションサービスの情報領域で発生する課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい居場所を提供するカスタマーリレーション事業を展開しています。

事業セグメント

  • グロース支援サービス: 企業が成長する際に必要となるカスタマーに関する課題を解決するサービスで、カスタマーサクセス総合支援、ソーシャルアプリサポート、インターネットモニタリングなどを複合的に提供。
  • アダプション支援サービス: デジタルエコノミーに適応する上での課題を解決するサービスで、スクールガーディアン、フロントサポート、システムプロダクトなどを複合的に提供。

事業の特徴・強み

  • スタートアップのカスタマーサクセス実現に向けたノウハウを活かし、カスタマーサクセスコンサルティングから施策の実行、改善提案、カスタマーサポートの体制構築・リソース提供など複合的なサービスを提供。
  • 10ヵ国語以上に対応したカスタマーサポートを通じて、海外市場に向けたサービス展開を支援。
  • インターネットモニタリングを24時間365日体制で行い、不適切な投稿に対処することで、デジタルエコノミー特有の課題に対応。

今後の展開・方針

スタートアップのグロース支援に注力し、社会通念上不適切な行為による被害に対処するサービスを提供することで、人と人、あるいは人と企業のつながりを支援し、インターネットを通じた社会の健全化に貢献する事業展開を推進。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は効率化と生産能力の増強を目的とした設備投資を行ってきました。特に、PC購入による効率化や、福岡センターの増床、本社の改装などを通じて生産能力を向上させています。また、アディッシュプラス株式会社の日南BASEおよび鹿嶋BASEの開設を通じて新規事業の展開も図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-12-31 (17,285千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社会議室フロアの契約主体変更に伴う償却資産の譲受、人員増加及び入替えに伴うパソコン購入
  • 2020-12-31 (15,958千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 福岡センターの増床、本社8階の運用ルーム改装及び人員増加及び入替えに伴うパソコン購入
  • 2021-12-31 (42,887千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 本社6階及び8階の改装、アディッシュプラス株式会社の日南BASE開設
  • 2022-12-31 (18,788千円)
    目的: 効率化
    詳細: PC購入
  • 2023-12-31 (22,239千円)
    目的: 効率化
    詳細: PC購入
  • 2024-12-31 (32,984千円)
    目的: 新規事業
    詳細: アディッシュプラス株式会社の鹿嶋BASE開設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ