[7097] さくらさくプラス の財務・株価分析レポート

さくらさくプラスの2024年07月期の営業利益は775百万円、営業利益率は4.5%と前年比461百万円増、営業利益率は2.2%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、子ども・子育て支援事業を中心に、保育所運営や保育の質向上のための研修企画運営を行う連結子会社、システム開発、進学塾運営、子育て支援カフェ運営を行う連結子会社、子育て支援住宅の開発、不動産仲介・コンサルティング及び管理運用を行う連結子会社で構成されています。

事業セグメント

  • 子ども・子育て支援事業: 保育所運営、保育の質向上のための研修企画運営、子育て支援住宅の開発、不動産仲介・コンサルティング及び管理運用を行っています。

事業の特徴・強み

  • 「さくらさく」という言葉から連想される子どもの成長を喜び、保護者や保育者、地域の人々と共有することを重視し、安心で自然な子育て環境を提供しています。
  • 保育所の立地に関して駅からの距離や利便性の高いエリアを重視し、利用者や働く保育士から選ばれる施設づくりを行っています。

今後の展開・方針

当社グループは、共働き家族・子育て家族に嬉しいイノベーションを届けることを目指し、保育施設の運営を東京都23区を中心に拡大し続けています。また、保育士や保育関係者の教育研修に力を入れ、保育の質向上を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、主に子ども・子育て支援事業における保育所開設を目的とした新規事業への設備投資を継続的に行っており、2024年には不動産取得も含めた投資を実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-07-31 (1,730,160千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 保育事業における保育所開設のための投資
  • 2021-07-31 (2,245,768千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 子ども・子育て支援事業における保育所開設のための投資
  • 2022-07-31 (2,036百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 子ども・子育て支援事業における保育所開設のための投資
  • 2023-07-31 (1,580百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 子ども・子育て支援事業における保育所開設のための投資
  • 2024-07-31 (1,025百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 株式会社さくらさくパワーズの不動産取得及び、認可保育所の開設1施設のための投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ