[5868] ロココ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社ロココ及び海外連結子会社を含む企業グループで、主にアウトソーシングサービス、システム開発・保守・導入支援を行うクラウドソリューション事業、及び海外法人を通じたオフショア開発を行っています。

事業セグメント

  • ITO&BPO事業: ITアウトソーシング&ビジネスプロセスアウトソーシング事業。ITサービスマネジメント、カスタマーコミュニケーション、イベントサービス、ソリューション事業を含む。
  • クラウドソリューション事業: ServiceNow事業、HRソリューション事業、システムソリューション事業を含む。
  • 海外事業: 中国・フィリピンをオフショア開発拠点とし、コスト効率化とスピード向上を図る。

事業の特徴・強み

  • 顧客企業のオペレーションの一部を担うことで取引の継続性が高く、信頼関係を構築し付加価値の高い提案が可能。
  • 新卒・中途の採用を積極的に行い、教育・研修を通して経営理念やITスキルの浸透を図り、低い離職率を維持。
  • 売上高の約8割を大企業が占め、経営基盤の安定性とノウハウの蓄積に寄与。

今後の展開・方針

新卒・中途採用を強化し、教育・研修を通じた経営理念やITスキルの浸透を図る。契約形態は一次請けにこだわり、顧客企業の課題解決やニーズ抽出を容易にし、顧客との関係構築を強化。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主に効率化を目的とした設備投資を行ってきました。2023年度には、ソフトウエアや備品の購入、サーバーの取得、事務所のレイアウト変更、基幹システムのバージョンアップなどに投資し、2024年度には、ソフトウエアやサーバーの取得、事務所のレイアウト変更に投資しました。これにより、業務効率の向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2023-12-31 (47,314千円)
    目的: 効率化
    詳細: ITO&BPO事業でのソフトウエア購入や備品等購入、クラウドソリューション事業での備品購入、全社共通でのサーバー取得、事務所のレイアウト変更、基幹システムのバージョンアップ、備品等購入
  • 2024-12-31 (43,313千円)
    目的: 効率化
    詳細: ITO&BPO事業でのソフトウエア購入、全社共通でのサーバー取得、ソフトウエア取得、事務所のレイアウト変更

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ