[7245] 大同メタル工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社、子会社35社及び関連会社3社で構成され、多様な軸受を中心に製造・販売を行っています。事業は自動車用エンジン軸受、自動車用エンジン以外軸受、非自動車用軸受、自動車用軸受以外部品、その他の5つの部門に分かれています。

事業セグメント

  • 自動車用エンジン軸受: 高性能、高品質の自動車用(乗用車・トラック・レーシングカー)エンジン軸受を中心に、二輪エンジン用軸受、エンジン補機(ターボチャージャー・バランサー機構)用軸受を製造・販売。
  • 自動車用エンジン以外軸受: 自動車部品(トランスミッション、ショックアブソーバー、空調用コンプレッサー、ステアリング、インジェクションポンプ等)用軸受を製造・販売。
  • 非自動車用軸受: 船舶用エンジン軸受、建設機械用エンジン軸受、水力発電用水車・発電用タービン・コンプレッサー・増減速機軸受・風力発電用軸受などの産業用軸受を製造・販売。
  • 自動車用軸受以外部品: 自動車用エンジンやトランスミッション周辺の高精度・高品質部品(曲げパイプ、ノックピン、NC切削品等)、自動車用アルミダイカスト製品を製造・販売。
  • その他: 電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受、粘性の高い液体搬送が可能なロータリーポンプ、工作機械用集中潤滑装置の製造・販売、製品の保管・配送管理、不動産賃貸を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 高性能、高品質の自動車用エンジン軸受を提供し、多様な産業用軸受を製造・販売することで幅広い市場ニーズに対応。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と市場ニーズへの迅速な対応を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、世界№1シェアを誇る自動車用エンジン軸受や低速ディーゼルエンジン用軸受の生産能力を拡充するため、国内外の拠点で積極的な設備投資を行ってきました。これにより、各年度において生産能力の増強を図り、地域別、業種別の優先度を見極めつつ、設備の効率化と合理化を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (10,597百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。大同プレーンベアリング㈱とエヌデーシー㈱を含む国内外拠点での実施。
  • 2016-03-31 (14,802百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2017-03-31 (12,329百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2018-03-31 (8,694百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2019-03-31 (7,273百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2020-03-31 (10,857百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2021-03-31 (8,128百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2022-03-31 (6,752百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2023-03-31 (5,995百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2024-03-31 (7,762百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。
  • 2025-03-31 (11,594百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車用エンジン軸受・自動車用エンジン以外軸受の生産能力増強を目的とした設備投資。国内外拠点での実施。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ