[5983] イワブチ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電力、通信、信号、放送、鉄道用の各種電気架線金物及びコンクリートポール用品等の製造販売を行っています。

事業セグメント

  • 交通信号・標識・学校体育施設関連: 警察庁の要請に応じた交通信号・道路標識の装柱用品及び学校体育施設関連の防球ネット支持金具等を製造・販売しています。
  • CATV・防災無線関連: CATV用ケーブル敷設用の装柱用品及び各地方自治体の防災行政無線施設用の装柱用品等を製造・販売しています。
  • 情報通信関連: NTT等の情報通信企業のニーズに応じた通信線路用の装柱用品等を製造・販売しています。
  • 配電線路関連: 各電力会社のニーズに応じた配電線路用の装柱用品及びコンクリートポール用品等を製造・販売しています。
  • その他: 工場内の配電線路用及び鉄道用装柱用品等を製造・販売しています。

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、電力、通信、信号、放送、鉄道用の各種電気架線金物及びコンクリートポール用品等の製造販売において、幅広いニーズに対応しています。

今後の展開・方針

前連結会計年度において、連結子会社であった富田鉄工株式会社を吸収合併し、グループの効率性を向上させています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去数年間にわたり、主に製品の開発改良や生産効率向上を目的とした設備の増強および老朽設備の更新に注力してきました。特に、松戸第2工場への新設や基幹システムの導入・更新を通じて、生産能力と効率化を図っています。これにより、一貫した生産体制を確立し、需要分野にかかわらず競争力を維持しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (257,775千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2016-03-31 (526,229千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2017-03-31 (374,713千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2018-03-31 (665,280千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松戸第2工場にファイバーレーザー複合機およびプレスブレーキの新設
  • 2019-03-31 (101,345千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2020-03-31 (133,082千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2021-03-31 (193,574千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2022-03-31 (257,822千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム導入費用のほか、製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2023-03-31 (367,718千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの更新費用のほか、製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2024-03-31 (203,632千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの更改費用のほか、製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び老朽設備の更新
  • 2025-03-31 (990,274千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松戸工場隣接地土地購入のほか、製品の開発改良・生産効率向上のための設備の増強及び更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ