[5991] 日本発條 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動車関連部品の製造販売を主な事業内容とし、さらに情報機器関連の製品・部品の製造販売、物流及びその他のサービス事業活動を行っています。

事業セグメント

  • 懸架ばね事業: コイルばね、板ばね、スタビライザ、アキュムレータ、トーションバー、スタビライザリンク、スタビリンカーなどの製造販売を行っています。
  • シート事業: 自動車用シート、シート用機構部品、内装品の製造販売を行っています。
  • 精密部品事業: HDD用機構部品、線ばね、薄板ばね、モーターコア、ファスナー(ねじ)、精密加工品の製造販売を行っています。
  • DDS事業: HDD用サスペンション、半導体検査用プローブユニットの製造販売を行っています。
  • 産業機器ほか事業: 半導体プロセス部品、セラミック製品、ばね機構品、配管支持装置、金属基板、駐車装置、セキュリティ製品、照明器具、ゴルフシャフト、船舶用電子リモコンなどの製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外に広がる子会社と関連会社を通じて、多様な自動車関連部品や情報機器関連製品の製造販売を行っている点。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、より効率的な事業運営を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは新製品の開発及び受注、既存製品の生産性及び品質向上、生産能力の増強を目的として、懸架ばね事業、シート事業、精密部品事業を中心に設備投資を行ってきました。各年度において、国内外の主要工場における生産設備の増強を通じて、事業の拡大と効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (20,671百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、豊田工場、駒ヶ根工場などの生産設備
  • 2016-03-31 (27,392百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、豊田工場、伊那工場などの生産設備
  • 2017-03-31 (25,637百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、群馬工場、駒ヶ根工場などの生産設備
  • 2018-03-31 (34,010百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、群馬工場、伊那工場などの生産設備
  • 2019-03-31 (44,975百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、精密部品事業を中心に、横浜工場、群馬工場、伊那工場などの生産設備
  • 2020-03-31 (39,850百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、豊田工場、伊那工場などの生産設備
  • 2021-03-31 (24,981百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、横浜工場、群馬工場、厚木工場などの生産設備
  • 2022-03-31 (23,253百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、滋賀工場、群馬工場、厚木工場などの生産設備
  • 2023-03-31 (28,078百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、NHKスプリングメキシコ社、NHKシーティングオブアメリカ社、NHKスプリングタイランド社などの生産設備
  • 2024-03-31 (37,000百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、NHKスプリングメキシコ社、厚木工場、宮田工場などの生産設備
  • 2025-03-31 (40,252百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 懸架ばね事業、シート事業及び精密部品事業を中心に、NHKスプリングメキシコ社、NHKスプリングタイランド社、NHKマニュファクチャリングマレーシア社などの生産設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ