[7435] ナ・デックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、国内自動車業界でトップシェアを誇る抵抗溶接制御装置を主軸に、レーザ加工技術、異材接合、ITを用いた次世代工法・加工ソリューションの提供を行うプロセスソリューション事業、ロボット・FAシステムを中心とした省人化・自動化設備の代理店販売を行うファクトリーオートメーション事業、メーカー機能・エンジニアリング機能を活用し生産システムをオーダーメイドで提供するシステムインテグレーション事業、電子・電気制御部品の代理店販売を主軸としつつ、基板設計実装や制御盤製作を行う制御部品事業を展開しています。

事業セグメント

  • プロセスソリューション事業: 抵抗溶接制御装置を主軸に、レーザ加工技術、異材接合、ITを用いた次世代工法・加工ソリューションを提供。
  • ファクトリーオートメーション事業: ロボット・FAシステムを中心とした省人化・自動化設備の代理店販売を、単体機から製造ラインまでワンストップで行う。
  • システムインテグレーション事業: メーカー機能・エンジニアリング機能を活用し、お客さまが求める生産システムをオーダーメイドで構想からカタチにする。
  • 制御部品事業: 電子・電気制御部品の代理店販売を主軸としつつ、基板設計実装や制御盤製作を提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内自動車業界でトップシェアを誇る抵抗溶接制御装置を主軸とした事業展開。
  • レーザ加工技術、異材接合、ITを用いた次世代工法・加工ソリューションの提供。
  • ロボット・FAシステムを中心とした省人化・自動化設備のワンストップ提供。

今後の展開・方針

2023年5月に株式会社NDYエンジニアリングを新たに設立し連結子会社とし、事業の拡大を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

この期間における設備投資は、生産能力の増強や効率化を目的としており、特にIT投資やショールーム用設備、生産用設備への投資が目立ちます。年々投資額は変動しており、特に2022年には土地購入を含む大規模な投資が行われました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-04-30 (2億3千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 技術センターの改装3千8百万円、ナ・デックスレーザR&Dセンターの能力増強2千7百万円、中国において倉庫の新築1千5百万円および工場の改造1千4百万円
  • 2016-04-30 (4億3千4百万円)
    目的: 研究開発
    詳細: ショールーム用設備9千万円、研究開発用設備8千2百万円、生産用設備6千2百万円
  • 2017-04-30 (3億1千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産用設備9千4百万円、ショールーム用設備6千4百万円、土地取得3千3百万円、IT投資3千1百万円
  • 2018-04-30 (3億5千万円)
    目的: 効率化
    詳細: IT投資1億1千9百万円、ショールーム用設備9千9百万円、生産用設備7千5百万円
  • 2019-04-30 (262百万円)
    目的: 効率化
    詳細: ショールーム用設備98百万円、IT投資83百万円
  • 2020-04-30 (256百万円)
    目的: 効率化
    詳細: IT投資84百万円、ショールーム用設備28百万円
  • 2021-04-30 (275百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: IT投資53百万円、生産設備投資62百万円
  • 2022-04-30 (612百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 土地の購入308百万円、IT投資91百万円
  • 2023-04-30 (329百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産設備投資93百万円、IT投資44百万円、ショールーム用設備23百万円
  • 2024-04-30 (273百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産および製品開発設備投資105百万円、IT投資38百万円、ショールーム用設備投資30百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ