[7487] 小津産業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

小津産業株式会社は、不織布製品の加工・販売を主たる事業とし、子会社7社、関連会社1社、その他の関係会社1社で構成されています。

事業セグメント

  • 不織布事業: エレクトロニクス用、コスメティック用、メディカル用、産業資材用、除染用の不織布製品の販売を行い、オヅテクノ株式会社と株式会社旭小津で不織布製品の加工、株式会社ディプロで不織布製品の製造・販売を行っています。
  • 農業用資材事業: 日本プラントシーダー株式会社で農業用資材・機材の製造・販売を行っています。
  • 中国向け事業: 小津(上海)貿易有限公司で中国向けの不織布製品の販売を行っています。
  • 不動産賃貸事業: 不動産賃貸事業を行っています。
  • 過酢酸製剤事業: エンビロテックジャパン株式会社で過酢酸製剤の販売・輸入を行っています。
  • 家庭紙・日用雑貨事業: アズフィット株式会社がドラッグストア、スーパーマーケット、ホームセンターおよびビル管理会社等に対して家庭紙・日用雑貨の販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な用途に対応した不織布製品の加工・販売を行い、国内外での事業展開をしています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資は主に不織布事業における生産能力増強を目的としており、新工場建設や加工設備への投資が中心である。特に2019年と2020年には大規模な投資が行われ、新工場建設や機械設備の導入が進められた。近年は不織布事業の子会社の営業所設備や本社設備への投資も行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-05-31 (403,524千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における加工設備への投資207,316千円、本社及び賃貸不動産の設備への投資165,430千円
  • 2016-05-31 (162,595千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における加工設備への投資139,637千円
  • 2017-05-31 (0円)
    目的: なし
    詳細: 特記すべき設備投資なし
  • 2018-05-31 (178,734千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における加工設備への投資157,628千円
  • 2019-05-31 (1,405百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における新工場建設及び機械設備への投資1,344百万円
  • 2020-05-31 (2,604百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における新工場建設及び機械設備への投資1,862百万円、家庭紙・日用雑貨事業における物流設備への投資688百万円
  • 2021-05-31 (188百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における加工設備への投資127百万円
  • 2022-05-31 (128百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における加工設備への投資120百万円
  • 2023-05-31 (226百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業における子会社の営業所設備への投資175百万円
  • 2024-05-31 (445百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 不織布事業及び不動産賃貸事業における本社設備への投資356百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ