[7601] ポプラ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、コンビニエンスストアのフランチャイザーとして「ポプラ」「生活彩家」ブランド店舗を運営するスマートストア事業と、株式会社ローソンとのメガフランチャイズ契約に基づき「ローソン・ポプラ」もしくは「ローソン」ブランド店舗を運営するローソン・ポプラ事業を主な事業として展開しています。

事業セグメント

  • スマートストア事業: 当社が運営し、施設内店舗に最適な商品・サービスを低コストで提供する店舗展開を行い、自社所有工場にて製造した商品を販売。
  • ローソン・ポプラ事業: 株式会社ポプラリテールが主に路面型でフルスペックのコンビニエンスストアを運営し、ローソン店舗の特長である高付加価値の商品・サービスを提供。
  • その他の事業: ポプラ保険サービス有限会社による損害保険事業、ドラッグストアや飲食店舗の運営。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 施設内店舗に最適な商品・サービスを低コストで提供する能力。
  • 自社所有工場での製造による商品供給。
  • ローソン店舗の高付加価値商品・サービスの提供。

今後の展開・方針

事業区分は連結財務諸表等に掲げるセグメントの区分と同一で、各事業の展開を継続。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去数年間にわたり、主にコンビニエンスストア事業を中心に、店舗網の拡充と販売能力の強化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、顧客の利便性を追求するためのシステムやPOS関連設備への投資を重視し、近年ではスマートストア事業における新たな取り組みも進めています。また、製造効率の増強や販売力強化を目的とした設備改修も実施し、全体的な事業効率の向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (607百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における新設直営店舗3店、新規貸与店舗31店の店舗設備取得、ドラッグストア事業・飲食事業の店舗設備取得
  • 2016-02-29 (311百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における新設直営店舗2店、新規貸与店舗34店の店舗設備取得、ローソン・ポプラ店舗の店舗設備取得
  • 2017-02-28 (341百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における新規貸与店舗42店の店舗設備取得、販売強化及び顧客の利便性を追求するためのソフトウエア取得
  • 2018-02-28 (155百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における新規貸与店舗44店の店舗設備取得、販売強化及び顧客の利便性を追求するためのソフトウエア取得
  • 2019-02-28 (325百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における販売強化及び出店戦略に基づく店舗設備取得
  • 2020-02-29 (1,577百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における販売強化及び出店戦略に基づく店舗設備取得、販売強化及び顧客の利便性を追求するためのPOS関連設備取得
  • 2021-02-28 (323百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: コンビニエンスストア事業における販売強化及び出店戦略に基づく店舗設備取得、工場の生産性能を管理強化するためのシステム投資、販売強化及び顧客の利便性を追求するためのPOS関連設備投資
  • 2022-02-28 (71百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: スマートストア事業における販売強化及び出店戦略に基づく店舗設備取得、販売強化及び顧客の利便性を追求するためのシステム投資、販売管理を強化するためのPOSシステム投資
  • 2023-02-28 (225百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: スマートストア事業における販売強化及び顧客の利便性を追求するためのシステム投資、顧客の利便性を追求するための設備改修
  • 2024-02-29 (164百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: スマートストア事業における販売強化及び顧客の利便性を追求するための店舗及びシステム改修、製造効率の増強や販売力強化のための設備改修

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ