[7609] ダイトロン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は電子機器及び部品、製造装置、その他のエレクトロニクス製品の販売・製造及び輸出入を主な事業としています。

事業セグメント

  • 国内販売事業セグメント: M&Sカンパニーが国内外のメーカーや国内製造事業セグメントから仕入れた電子機器及び部品、製造装置を主に国内の顧客及び子会社に販売。
  • 国内製造事業セグメント: D&Pカンパニーが製造装置の開発・製造・販売を行い、ダイトテック株式会社が電子機器及び部品の組立加工を行う。
  • 海外事業セグメント: 海外事業本部及び11の海外子会社が電子機器及び部品、製造装置の販売、調達、輸出入を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 東南アジアにおけるネットワークの強化を目的に新たな拠点を設立し、グローバルな市場展開を強化。

今後の展開・方針

2024年4月5日付でベトナムに新たな拠点を設立し、東南アジア市場でのネットワークを強化。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は生産能力の増強、新規事業の立ち上げ、効率化を目的として行われてきました。特に、新規工場建設やシステムの更新、設備の増設に多くの資金が投じられています。これにより、生産効率の向上や新たな事業展開が図られています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (143百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電気設備の設置、生産設備等
  • 2015-12-31 (180百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規工場建設関連、生産設備等、会計システムのバージョンアップ
  • 2016-12-31 (1,163百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 検証機器の購入、基幹システムの導入、新規工場建設関連
  • 2017-12-31 (339百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 電気設備等の新設、測定機器の購入、生産設備の増設、セキュリティシステムの更新
  • 2018-12-31 (907百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 製品開発のための金型等の取得、新規工場建設、物流システムの更新
  • 2019-12-31 (227百万円)
    目的: 効率化
    詳細: デモ用備品の取得、生産設備の増設、情報システム関連の投資
  • 2020-12-31 (140百万円)
    目的: 効率化
    詳細: デモ用備品の取得、生産管理システムの更新、情報通信機器の更新
  • 2021-12-31 (428百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 子会社の新規工場建設関連、生産管理システムの更新、空調設備の更新
  • 2022-12-31 (412百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所増床及びレイアウト変更工事関連、空調設備の更新、販売購買管理システムの更新
  • 2023-12-31 (743百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所移転及びレイアウト変更工事関連、販売購買管理システムの更新、工場改修工事関連
  • 2024-12-31 (303百万円)
    目的: 効率化
    詳細: デモ用備品の取得、販売購買管理システム及び会計システムの更新、改装及びレイアウト変更工事関連

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ