[6229] オーケーエム の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、建築、発電、造船、各種プラント等の幅広い業界における流体配管に使用されるバタフライバルブを中心とした流体制御機器の製造、販売を主な事業としています。

事業セグメント

  • 陸用: 工場市場や建築市場のニーズを捉えて市場に喜ばれる製品を販売しています。
  • 舶用: 船舶市場で多くの販売実績を基盤に、環境対策分野のニーズを捉えた製品の販売を行っています。

事業の特徴・強み

  • 製品技術、品質管理体制、納期管理体制、メンテナンス対応等で顧客より高い評価を得ています。
  • 船舶排ガス用バルブ市場で過半のシェア獲得を目指し、世界的なライセンサーによる製造販売認証を取得しています。
  • 顧客ニーズに合わせたカスタマイズバルブを開発・製造・販売し、10万種類を超える製品種類を取り扱っています。

今後の展開・方針

新たに開設した研究開発センターで、脱炭素化によるエネルギー情勢の変化や環境規制等に伴う新市場へ対応するため、産官学との連携強化を図り、流体制御に関する研究開発体制の更なる強化を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、研究開発の強化と生産設備の増強を目的とした継続的な設備投資を実施。主な投資先は本社・研究開発センター、滋賀東近江工場、奥村閥門(江蘇)有限公司、滋賀日野工場であり、設備の更新や新規導入を通じて生産能力の向上を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-03-31 (1,725,611千円)
    目的: 研究開発の強化、生産能力増強
    詳細: 本社・研究開発センター建設関連、機械設備及び工具備品、滋賀東近江工場の太陽光発電設備、奥村閥門(江蘇)有限公司関連
  • 2022-03-31 (728,960千円)
    目的: 研究開発の強化、生産能力増強
    詳細: 奥村閥門(江蘇)有限公司の工場取得関連、滋賀日野工場のOAフロア等改修工事、木型金型費、金型改造費、電話交換設備
  • 2023-03-31 (132,726千円)
    目的: 研究開発の強化、生産能力増強
    詳細: 日野工場のバルブ試験機、木型金型費、金型改造費、生産管理システムのサーバー更新
  • 2024-03-31 (230,792千円)
    目的: 研究開発の強化、生産能力増強
    詳細: 日野工場の工具、器具及び備品
  • 2025-03-31 (199,801千円)
    目的: 研究開発の強化、生産能力増強
    詳細: 日野工場の工具、器具及び備品

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ