[7628] オーハシテクニカ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社オーハシテクニカ及びその子会社14社、関連会社2社で構成され、自動車関連部品及びその他関連部品の製造、販売、加工技術開発、物流業務を行っています。

事業セグメント

  • 自動車関連部品事業: エンジン関連部品、車体組立用部品、ブレーキ関連部品、EV関連等の製造、販売、加工技術開発を行う。
  • その他関連部品事業: 自動車関連以外の部品の製造、販売、加工技術開発を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外に広がる子会社ネットワークを活用し、地域に応じた事業展開を行っている。
  • 物流部門を担う専門子会社を持ち、効率的な物流業務を実現している。

今後の展開・方針

地域ごとの事業展開を強化し、グローバルな市場での競争力を高める。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に生産能力の増強を目的として、国内外での機械設備、金型、什器・備品の取得を中心に設備投資を行ってきました。特に、日本国内ではオーハシ技研工業株式会社の設備投資が多く、海外では米州、アセアン、中国を中心に設備投資を展開しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (8億5千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本でのソフトウェア、金型、オーハシ技研工業株式会社の機械設備及び金型・検査器具の取得。米州でのOHASHI TECHNICA U.S.A. MANUFACTURING INC.の機械設備及び工場増築。アセアン、中国での機械設備及び金型の取得。
  • 2016-03-31 (7億2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での本社移転に伴う建物付属設備、ソフトウェア、オーハシ技研工業株式会社の機械設備及び金型の取得。中国、米州、アセアンでの機械設備及び金型の取得。
  • 2017-03-31 (27億4千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本でのオーハシ技研工業株式会社鈴鹿工場の用地取得及び工場建設、機械設備及び金型の取得。中国、米州、アセアンでの機械設備及び金型の取得。
  • 2018-03-31 (8億4千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での金型、ソフトウェア、鈴鹿工場の建物関連、オーハシ技研工業株式会社の機械設備及び金型の取得。米州、中国での機械設備及び金型の取得。
  • 2019-03-31 (573百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での金型、オーハシ技研工業株式会社の機械設備及び金型の取得。米州、アセアン、中国での機械設備及び什器・備品の取得。
  • 2020-03-31 (900百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での機械設備及び金型の取得。米州、アセアン、中国での機械設備及び什器・備品の取得。
  • 2021-03-31 (768百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での金型及び什器・備品、オーハシ技研工業株式会社の機械設備の取得。米州、アセアン、中国での機械設備及び金型の取得。
  • 2022-03-31 (955百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での金型及び什器・備品、オーハシ技研工業株式会社の機械設備の取得。米州、中国での機械設備及び倉庫の建築。アセアンでの新基幹システムの導入。
  • 2023-03-31 (792百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での機械設備、金型及び什器・備品の取得。米州、中国、アセアンでの機械設備及び金型の取得。
  • 2024-03-31 (1,323百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での金型及び什器・備品、建物附属設備の取得。米州、中国、アセアンでの機械設備及び金型の取得。
  • 2025-03-31 (1,488百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本での機械設備、金型及び什器・備品の取得。米州、中国、アセアンでの機械設備及び金型の取得。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ