[6240] ヤマシンフィルタ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、建機用フィルタ製品及びエアフィルタ製品を主たる事業としており、フィルタビジネスを通じた新規事業ポートフォリオの確立に取り組んでいます。

事業セグメント

  • 建機用フィルタ事業: 建設機械向け油圧フィルタ、産業機械向け油圧フィルタ、プロセス用フィルタの開発・製造・販売を行っています。
  • エアフィルタ事業: エアフィルタの開発・製造・販売を行っています。

事業の特徴・強み

  • フィルタのキーパーツである『ろ材』を内製化し、顧客の要望に応じた仕様に対応した製品を供給できること。特に建機用フィルタでは、長年のノウハウが競合他社との差別化に貢献しています。
  • ナノファイバーの量産化技術を確立し、耐久性や濾過効果に優れた次世代の『ろ材』を提供。環境負荷の低減にも貢献しています。

今後の展開・方針

ナノファイバーを用いたフィルタ製品を新たな主力製品として期待し、主要な取引先への供給を開始。さらに、ナノファイバーを様々な事業分野へ産業資材として活用し、第3の事業ポートフォリオを確立し、企業価値の向上を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、フィルタ製造販売を中心に、研究開発拠点の設備増強や生産設備の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。近年では、ヘルスケア事業の生産設備の増強や、全社資産のソフトウェア購入、OSアップデート、基幹システムの導入など、多岐にわたる投資を実施しています。これにより、製品の多様化と市場拡大を図り、企業の競争力を高めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (242,711千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 研究開発拠点の設備増強
  • 2016-03-31 (207,590千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 研究開発拠点の設備増強
  • 2017-03-31 (199,596千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 研究開発拠点の設備増強
  • 2018-03-31 (630,918千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 研究開発拠点の設備増強
  • 2019-03-31 (2,220,090千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 研究開発拠点の設備増強
  • 2020-03-31 (3,039,232千円)
    目的: 研究開発拠点の設備増強
    詳細: 建機用フィルタ事業の研究開発拠点の設備増強、本社工場用土地の購入
  • 2021-03-31 (5,252,257千円)
    目的: 生産設備の増強
    詳細: 建機用フィルタ事業、エアフィルタ事業の研究開発拠点の設備増強、ヘルスケア事業の生産設備の増強
  • 2022-03-31 (2,890,272千円)
    目的: 生産設備及び研究開発拠点の設備増強
    詳細: 建機用フィルタ事業の生産設備及び研究開発拠点の設備増強、エアフィルタ事業の生産設備の増強、ヘルスケア事業の生産設備の増強、全社資産のソフトウェア購入
  • 2023-03-31 (759,433千円)
    目的: 生産設備及び研究開発拠点の設備増強
    詳細: 建機用フィルタ事業の生産設備及び研究開発拠点の設備増強、エアフィルタ事業の生産設備の増強
  • 2024-03-31 (574,091千円)
    目的: 生産設備の増強及びOSアップデート
    詳細: 建機用フィルタ事業の生産設備の増強及びOSアップデート、エアフィルタ事業の生産設備の増強
  • 2025-03-31 (674,012千円)
    目的: 生産設備の増強
    詳細: 建機用フィルタ事業の生産設備の増強、エアフィルタ事業の基幹システムの導入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ