[6255] エヌ・ピー・シー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、装置関連事業と環境関連事業に従事しており、太陽電池業界、電子部品業界、自動車業界等に各種FA装置を提供し、太陽光パネルの検査から廃棄までのトータルサービスを提供しています。

事業セグメント

  • 装置関連事業: 太陽電池業界、電子部品業界、自動車業界等に対して、各種FA装置を提供。松山工場での一貫生産体制により、高品質の製品を低コストで提供可能。
  • 環境関連事業: 太陽光パネルの検査から廃棄までのトータルサービスを提供。太陽光発電所の検査、パネルのリユース・リサイクル、解体装置の提供、植物工場での野菜栽培を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 松山工場の一貫生産体制により、顧客ニーズに応じた高品質の製品を低コストで提供可能。
  • 太陽光パネルのリユース・リサイクルにおいて、特許技術を活かした解体装置を提供し、効率的なリサイクル処理を実現。

今後の展開・方針

2024年9月1日付で環境関連事業部を装置関連事業部に統合し、事業部を一本化。事業内容自体に変更はないが、効率化を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産能力増強と効率化を主な目的として設備投資を行ってきました。特に装置関連事業や環境関連事業に対する投資が多く、全社統括業務においても効率化を図るための投資が行われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-08-31 (147,677千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パネル検査サービスに対応すべく、検査機器等39,638千円を投資。また松山工場に太陽光発電システム70,417千円を投資。
  • 2016-08-31 (141,413千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 受託加工事業において、太陽電池モジュール製造装置99,391千円の設備投資を実施。
  • 2017-08-31 (33,953千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備投資を実施。
  • 2018-08-31 (23,866千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備投資を実施。
  • 2019-08-31 (35,525千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 装置関連事業に11,580千円、環境関連事業に21,920千円、全社統括業務に2,025千円を投資。
  • 2020-08-31 (70,032千円)
    目的: 効率化
    詳細: 装置関連事業に17,042千円、環境関連事業に1,500千円、全社統括業務に51,490千円を投資。
  • 2021-08-31 (224,139千円)
    目的: 効率化
    詳細: 装置関連事業に21,098千円、環境関連事業に62,181千円、全社統括業務に140,859千円を投資。
  • 2022-08-31 (70,179千円)
    目的: 効率化
    詳細: 装置関連事業に12,997千円、環境関連事業に46,734千円、全社統括業務に10,447千円を投資。
  • 2023-08-31 (33,087千円)
    目的: 効率化
    詳細: 装置関連事業に23,446千円、環境関連事業に509千円、全社統括業務に9,131千円を投資。
  • 2024-08-31 (79,476千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 装置関連事業に59,700千円、環境関連事業に1,704千円、全社統括業務に18,071千円を投資。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ