[7686] カクヤスグループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは純粋持株会社制を導入し、持続的成長のための経営戦略立案と各グループ会社への支援を行っています。

事業セグメント

  • 時間帯配達事業: 小型出荷倉庫や「なんでも酒やカクヤス」の各店舗から、個人飲食店、一般消費者、法人のお客様に向けて「1時間枠」で365日・無料配達サービスを提供。
  • ルート配達事業: 配送センターから飲食チェーン、ホテル・レストラン等のお客様へ、日に一回の配達を行う。
  • 店頭販売事業: 「なんでも酒やカクヤス」というピンクの看板で東京都23区を中心に、神奈川、大阪にドミナント展開し、福岡や長崎にも出店。
  • その他: EC事業、他酒類販売者への卸等。

事業の特徴・強み

  • 株式会社カクヤスは自社物流を持ち、受注からお届けまでを一貫するサービスを展開する「カクヤスモデル」を確立。
  • 明和物産株式会社は体と心の健康増進を目指した商品を定期配送でお届けするサービスを展開。

今後の展開・方針

グループ再編に伴い、株式会社カクヤスグループは2025年4月1日付で事業持株会社に変更、2025年7月1日付で社名を「株式会社ひとまいる」へ変更予定。明和物産株式会社は2025年7月1日付で「株式会社ひとSmile」へ、株式会社大和急送は「株式会社ひとまいるロジスティクス」へ社名変更を予定。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に新規出店や既存店舗の改装を通じて販売能力の増強を図ってきました。特に、2020年から2025年にかけては、毎年複数の新規店舗を開設し、既存システムの改修や土地の購入も行っています。これにより、事業の拡大と効率化を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-03-31 (1,171百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社第二ビルのリニューアル、新規出店2店舗の新設、センター及び既存店の維持管理
  • 2021-03-31 (426百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新規出店4店舗の新設、センター及び既存店の維持管理
  • 2022-03-31 (1,170百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新規出店22店舗、店舗の改装、センター及び既存店の維持管理
  • 2023-03-31 (1,174百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 土地の購入、新規出店8店舗、店舗の改装、センター及び既存店の維持管理
  • 2024-03-31 (1,135百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新規出店15店舗、店舗の改装、センター及び既存店の維持管理
  • 2025-03-31 (2,481百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 新規出店20店舗、基幹システムの改修、サーバーリプレイス

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ