[7716] ナカニシ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、歯科医療用機器、歯科チェア、一般産業用切削・研削器の製造・販売を主たる業務としています。

事業セグメント

  • 歯科事業: 治療用ハンドピース、技工用マイクロモーター&ハンドピース、外科用ハンドピース及び滅菌器等の製造・販売を行っています。
  • DCI事業: 歯科チェア等の製造・販売を行っています。
  • 外科事業: 脳神経外科をはじめとする外科領域で必需品となっている骨切削機器等の製造・販売を行っています。
  • 機工事業: 手作業用グラインダー及び機械装着用スピンドル等の製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における専門性と、グローバルな関係会社ネットワークを活用した製造・販売能力。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、事業の効率化と市場対応力の強化を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、生産効率及び生産能力拡大を目的とした設備投資を継続的に実施。主に機械設備、建物、構築物への投資が中心であり、特に新工場や本社建設に多額の投資を行っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (1,437,010千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械装置に277,736千円、構築物に215,307千円、NSK EUROPE GmbHにおける新社屋の建設に340,082千円の投資
  • 2015-12-31 (1,791,078千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械装置に578,032千円、金型や検査装置等に531,827千円の投資
  • 2016-12-31 (4,708,718千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械設備に310,613千円、新工場用地取得に640,000千円、新本社建設に2,892,320千円の投資
  • 2017-12-31 (5,352,617千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 新工場建設に2,385,323千円、本社機能拡充のための新本社建設に2,254,901千円の投資
  • 2018-12-31 (3,428,425千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 新工場建設に4,081,739千円の投資、建設仮勘定から本勘定への振替額6,130,752千円
  • 2019-12-31 (1,534,323千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械設備に486,838千円、金型や検査装置等に283,940千円の投資
  • 2020-12-31 (1,163,622千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械設備に532,315千円、金型や検査装置等に297,773千円の投資
  • 2021-12-31 (2,415,959千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械設備に769,917千円、金型や検査装置等に219,930千円の投資
  • 2022-12-31 (4,058,302千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 建物及び構築物に2,043,550千円、機械設備に1,274,748千円、金型や検査装置等に195,568千円の投資
  • 2023-12-31 (5,984,364千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 機械設備に1,373,872千円、金型や検査装置等に453,901千円の投資
  • 2024-12-31 (5,335,763千円)
    目的: 生産効率及び生産能力拡大
    詳細: 建物及び構築物に5,626,740千円、機械設備に817,812千円、金型や検査装置等に509,388千円の投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ