[7730] マニー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、皮膚縫合器・眼科ナイフをはじめとしたサージカル関連製品、手術用針付縫合糸・針付縫合糸の材料であるアイレス縫合針・アイド縫合針をはじめとしたアイレス針関連製品、歯科用根管治療機器・歯科用回転切削機器・歯科用修復材等をはじめとしたデンタル関連製品の製造及び販売を主たる業務としています。

事業セグメント

  • サージカル関連製品: 手術用機器、皮膚縫合器、眼科ナイフ、深部縫合器、骨用のこぎり、血管ナイフ、眼科トロカール、硝子体鑷子などの製造販売を行っています。
  • アイレス針関連製品: 手術用針付縫合糸、アイレス縫合針、アイド縫合針などの製造販売を行っています。
  • デンタル関連製品: 歯科用根管治療機器(リーマ・ファイル、NiTiファイル、クレンザー、ブローチ)、歯科用回転切削機器(ダイヤバー、カーバイドバー、ステンレスバー、ピーソリーマ)、歯科用修復材の製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、サージカル、アイレス針、デンタル関連製品の多様な製品ラインアップを持ち、各製品の製造販売を行うことで市場のニーズに応えています。

今後の展開・方針

今後も引き続き、製品の品質向上と新製品の開発を進め、グローバル市場での競争力を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

この企業は、2015年から2024年にかけて、主に生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。国内外での新製品開発や生産技術の向上、海外生産の強化を通じて、特にベトナムとドイツの子会社を中心に積極的な投資を行っています。最近ではスマートファクトリーの建設や新本社工場の建設といった大規模なプロジェクトにも注力しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-08-31 (1,329百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産のための機械設備、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内では新製品の開発に552百万円、海外ではMANI HANOI CO.,LTD.を中心に776百万円の投資。
  • 2016-08-31 (2,634百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で599百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に2,034百万円の投資。
  • 2017-08-31 (2,331百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で159百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に2,171百万円の投資。
  • 2018-08-31 (1,262百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で383百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に878百万円の投資。
  • 2019-08-31 (1,326百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で649百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に677百万円の投資。
  • 2020-08-31 (1,692百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で792百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に900百万円の投資。
  • 2021-08-31 (3,862百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 高根沢本社R&Dセンター予定地の取得、従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で3,008百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.を中心に854百万円の投資。
  • 2022-08-31 (1,945百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ドイツ子会社の新本社工場建設用の土地取得、従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で397百万円、海外でドイツ子会社とMANI HANOI CO.,LTD.を中心に1,547百万円の投資。
  • 2023-08-31 (3,720百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ドイツ子会社MANI MEDICAL GERMANY GmbHの新本社・工場建設、従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で737百万円、海外でドイツ子会社とMANI HANOI CO.,LTD.を中心に1,973百万円の投資。
  • 2024-08-31 (7,682百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 花岡工場(スマートファクトリー)の建屋建設、従来品増産、新製品の開発、生産技術に関わる開発、海外生産強化。国内で6,108百万円、海外でMANI HANOI CO.,LTD.とドイツ子会社を中心に1,290百万円の投資。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ