[7762] シチズン時計 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、時計事業、工作機械事業、デバイス事業、電子機器他事業の分野において生産及び販売活動を行っています。

事業セグメント

  • 時計事業: CITIZENブランドの腕時計やムーブメントを主にシチズン時計㈱とその子会社で生産し、販売しています。
  • 工作機械事業: CNC自動旋盤などを主にシチズンマシナリー㈱及びその子会社で生産、販売しています。
  • デバイス事業: 自動車部品、水晶デバイス、小型モーター、LEDなどを主にシチズンファインデバイス㈱、シチズン電子㈱及びその子会社で生産、販売しています。
  • 電子機器他事業: プリンターや健康機器などを主にシチズン・システムズ㈱及びその子会社等で生産、販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における生産及び販売のグローバルネットワークを持つこと。

今後の展開・方針

今後も各事業分野において、グローバルな生産・販売体制を強化し、CITIZENブランドの価値を高めていく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、時計事業、工作機械事業、デバイス事業、電子機器事業分野において、主に生産能力の増強、合理化、新製品対応を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、時計事業では生産能力増強や合理化に加え、新製品開発・量産および販売促進に注力し、デバイス事業では金属加工部品やLEDの生産能力増強を進めてきました。工作機械事業では生産能力増強と合理化を中心に投資を行い、全体として効率的な生産体制の構築を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (189億円)
    目的: 生産能力増強、合理化
    詳細: 時計事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での金属加工部品や一般照明向けチップLEDの能力増強
  • 2016-03-31 (228億円)
    目的: 生産能力増強、合理化
    詳細: 時計事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での金属加工部品や一般照明向けチップLEDの能力増強
  • 2017-03-31 (236億円)
    目的: 生産能力増強、合理化
    詳細: 時計事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での金属部品加工や一般照明向けチップLEDの生産能力増強、工作機械事業での生産能力増強および合理化
  • 2018-03-31 (168億円)
    目的: 生産能力増強、合理化
    詳細: 時計事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での金属部品加工や一般照明向けチップLEDの生産能力増強、工作機械事業での生産能力増強および合理化
  • 2019-03-31 (23,756百万円)
    目的: 合理化、生産能力増強、新製品対応
    詳細: 時計事業での合理化や新製品開発・量産、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での小型金属加工部品やLED等の生産能力増強、合理化
  • 2020-03-31 (21,140百万円)
    目的: 合理化、生産能力増強、新製品対応
    詳細: 時計事業での合理化や新製品開発・量産、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での小型金属加工部品やLED等の生産能力増強、合理化
  • 2021-03-31 (10,907百万円)
    目的: 合理化、生産能力増強、新製品対応
    詳細: 時計事業での合理化、新製品対応、販売促進、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での新製品対応、生産能力増強、合理化
  • 2022-03-31 (11,478百万円)
    目的: 合理化、生産能力増強、新製品対応
    詳細: 時計事業での合理化、新製品対応、販売促進、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での新製品対応、生産能力増強、合理化
  • 2023-03-31 (17,428百万円)
    目的: 生産能力増強、合理化、新製品対応
    詳細: 時計事業での販売促進、合理化、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での新製品対応、合理化
  • 2024-03-31 (22,020百万円)
    目的: 生産能力増強、合理化、新製品対応
    詳細: 時計事業での販売促進、合理化、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での新製品対応、合理化
  • 2025-03-31 (20,910百万円)
    目的: 生産能力増強、合理化、新製品対応
    詳細: 時計事業での販売促進、合理化、工作機械事業での生産能力増強や合理化、デバイス事業での新製品対応、合理化

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ