[7777] スリー・ディー・マトリックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、MITより自己組織化ペプチド技術に係る特許の独占的実施権を取得し、同技術を基盤とした医療製品の研究開発、製造、販売を行う医療製品事業を展開しています。

事業セグメント

  • 医療製品事業: 自己組織化ペプチド技術を基盤に、外科領域、組織再生領域、DDS領域において医療機器及び医薬品の研究開発を行う。主要な開発パイプラインには、外科領域の吸収性局所止血材、粘膜隆起材、癒着防止材、組織再生領域の創傷治癒材、歯槽骨再建材、DDS領域の核酸医薬等のためのDDSが含まれる。

事業の特徴・強み

  • 自己組織化ペプチド技術は、生物由来の原材料を含まず化学合成により生産されるため、安全性が高く、均一の品質で大量生産が可能。体内で分解され、30日程度で排出されることが確認されている。

今後の展開・方針

地域によっては現地企業と提携し製品化を進める。販売戦略としては、製品や地域に応じて代理店を通じた直接販売や販売パートナーへの販売権許諾を組み合わせる。DDS領域では製薬会社への技術供与によるライセンス収入を目指す。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、生産設備の新設を目的とした設備投資を継続的に実施しており、主に備品や工具、器具の購入、リース資産の取得に投資している。これにより生産能力の増強を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-04-30 (8,631千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機械装置及び備品の購入
  • 2016-04-30 (2,411千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 備品の購入
  • 2017-04-30 (5,967千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 備品の購入
  • 2018-04-30 (18,406千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 備品の購入
  • 2019-04-30 (11,713千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 備品の購入
  • 2020-04-30 (4,603千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 備品の購入
  • 2021-04-30 (30,177千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具、器具及び備品の購入とリース資産の取得
  • 2022-04-30 (6,456千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具、器具及び備品の購入とリース資産の取得
  • 2023-04-30 (31,394千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具、器具及び備品の購入とリース資産の取得
  • 2024-04-30 (1,166千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工具、器具及び備品の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ