[7781] 平山ホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

平山グループは、株式会社平山ホールディングス及び連結子会社12社、非連結子会社3社で構成され、インソーシング・派遣事業及び技術者派遣事業を主たる業務としています。

事業セグメント

  • インソーシング・派遣事業: 医療機器・医薬品、輸送用機器、住宅設備機器、食品関連製品等を製造する顧客企業内の製造工程等において、製造請負・製造派遣及び小売請負の事業を行っています。特に製造請負に関しては、現場改善コンサルタントと連携したサービスを提供し、生産性向上とコスト削減を目指しています。
  • 技術者派遣事業: 平山グループの従業員を取引先のエンジニアリング分野へ技術者として派遣する事業で、宇宙航空・自動車・鉄道から家電・精密機器までのメーカーに対し、設計開発、評価・解析等の部門に従業員を派遣しています。
  • 海外事業: 海外における製造派遣を主とした事業で、現場改善コンサルタントと連携したサービスを提供し、製造派遣会社として従業員を派遣しています。
  • その他事業: コンサルティング事業、教育事業、有料職業紹介事業、障害福祉サービス業、外国人等就労支援事業、機械・機具の製作・修理事業、自動車整備事業、介護事業等が含まれています。特にコンサルティング事業では、製造業の上流から下流までの工程において、現場改善コンサルタントが課題解決を支援しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 製造請負優良適正事業者認定制度による認定を取得し、事業の健全性と透明性を確保しています。また、現場改善コンサルタントと連携したサービスにより、生産性向上とコスト削減を実現しています。

今後の展開・方針

今後も現場改善コンサルタントと連携し、製造請負事業の適正化と雇用管理改善の推進を図り、製造業務の質的改善を目指します。また、海外の製造業管理職に対するスタディツアーを通じて、国際的な事業展開を強化します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、主に生産能力増強と効率化を目的としており、特にインソーシング・派遣事業や技術者派遣事業、海外事業における設備の取得が中心となっています。2019年度には新規事業として連結子会社化に伴う大規模な投資が行われました。全体的に、工具器具備品、ソフトウェア、建物附属設備の取得が多く見られ、効率化と合理化を図るための投資が継続的に行われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-06-30 (15,879千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 富士宮研修センターにおける工具器具備品の取得、営業用車両運搬具の取得、技術者派遣事業における工具器具備品の取得、セグメントに属さない設備投資として工具器具備品とリース資産の取得
  • 2016-06-30 (8,079千円)
    目的: 効率化
    詳細: 技術者派遣事業におけるソフトウエアの取得、セグメントに属さない設備投資として構築物、工具器具備品、ソフトウエアの取得
  • 2017-06-30 (4,749千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における車両運搬具の取得、海外事業における構築物、工具器具備品、ソフトウエアの取得、セグメントに属さない設備投資として工具器具備品の取得
  • 2018-06-30 (28,140千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: インソーシング・派遣事業における建物、建物附属設備、工具器具備品の取得、技術者派遣事業における建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得、海外事業における工具器具備品、ソフトウエアの取得、その他事業における建物附属設備、工具器具備品の取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得
  • 2019-06-30 (840,167千円)
    目的: 新規事業
    詳細: インソーシング・派遣事業における連結子会社化に伴うのれん及び無形固定資産、その他の資産の取得、建物附属設備、工具器具備品、車両運搬具、ソフトウェアの取得、技術者派遣事業における建物附属設備の取得、海外事業における工具器具備品、ソフトウエアの取得、その他事業における連結子会社化に伴うのれん及びその他の資産の取得、建物附属設備、構築物、機械装置、工具器具備品の取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、無形リース資産の取得
  • 2020-06-30 (39,774千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における工具器具備品、ソフトウェアの取得、海外事業における工具器具備品、ソフトウエアの取得、その他事業における建物附属設備、構築物、機械装置、工具器具備品、建設仮勘定の取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、リース資産、ソフトウェアの取得
  • 2021-06-30 (57,891千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得、技術者派遣事業における建物附属設備の取得、海外事業における工具器具備品、ソフトウエアの取得、その他事業における建物附属設備、機械装置、工具器具備品、建設仮勘定、ソフトウエアの取得、セグメントに属さない設備投資として工具器具備品、リース資産、ソフトウェアの取得
  • 2022-06-30 (185,744千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得、技術者派遣事業における建物附属設備、工具器具備品、建設仮勘定、ソフトウエアの取得、海外事業における工具器具備品の取得、その他事業における建物附属設備、構築物、工具器具備品、ソフトウエアの取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得
  • 2023-06-30 (72,569千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得、技術者派遣事業における工具器具備品、ソフトウエアの取得、海外事業における工具器具備品の取得、その他事業における建物附属設備、機械装置、工具器具備品、リース資産、ソフトウエア仮勘定の取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得
  • 2024-06-30 (127,462千円)
    目的: 効率化
    詳細: インソーシング・派遣事業における建物附属設備、車両運搬具、工具器具備品、建設仮勘定、ソフトウエアの取得、技術者派遣事業における建物、工具器具備品の取得、海外事業における工具器具備品の取得、その他事業における機械装置、ソフトウエア勘定の取得、セグメントに属さない設備投資として建物附属設備、工具器具備品、ソフトウエアの取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ