[6351] 鶴見製作所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社鶴見製作所を中心に、子会社20社及び関連会社4社で構成され、水中ポンプを主力とした各種ポンプ、環境装置とその関連機器の製造、仕入及び販売(輸出入を含む)並びに賃貸を行い、さらに修理及びアフターサービス、機械器具設置工事業、土木工事業、電気工事業、管工事業、水道施設工事業、清掃施設工事業、鋼構造物工事業、古物商、固定資産のリース業、各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入及び販売業を展開しています。

事業セグメント

  • 日本: 当社がポンプと関連機器の製造販売、工事業等を行うほか、子会社が不動産賃貸、機械、事務用機器、車両のリース業、機械等の賃貸、販売及び修理業、各種ポンプ部品の鋳造、製造、仕入及び販売業を行っています。
  • 北米アジア: 子会社が当社グループの製品を販売し、ポンプ等の製造販売を行っています。非連結子会社及び関連会社も製品の販売を行っています。
  • 欧州: 子会社ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.及びその子会社4社が主にポンプ等の製造販売を行っています。
  • その他: 子会社が主にポンプ等の製造販売を行い、オーストラリア、アフリカ、中東で製品の販売及び受注仲介を行っています。持分法非適用関連会社もポンプ等の製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 水中ポンプを主力とした各種ポンプ、環境装置とその関連機器の製造、仕入及び販売に強みを持ち、広範な地域での事業展開を行っています。

今後の展開・方針

当連結会計年度より、持分法適用関連会社であったZENIT INTERNATIONAL S.P.A.の株式を追加取得し子会社化するなど、報告セグメントの区分を変更し、事業の拡大を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、工場設備を中心に生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、特に京都工場の新棟建設や米子工場の新工場棟建設など、国内外での生産拠点の拡充に注力している。また、物流拠点の新築など新規事業にも投資を行っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (314百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 米子工場の機械設備を中心とした設備投資
  • 2016-03-31 (260百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都工場の機械設備を中心とした設備投資
  • 2017-03-31 (306百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 京都工場と米子工場の金型取得費用及び大阪本店の空調設備更新
  • 2018-03-31 (750百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 米子工場の造形研究所新築及び金型取得費用
  • 2019-03-31 (1,927百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 米子工場の造形研究所新築及び機械設備取得
  • 2020-03-31 (1,854百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 栃木県に物流/配送拠点の新築及び土地購入
  • 2021-03-31 (1,484百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 栃木県に物流/配送拠点の新築
  • 2022-03-31 (1,849百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 米子工場の新工場棟建設及び機械設備取得
  • 2023-03-31 (1,604百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都工場の新棟建設及び中部支店の事務所移転に伴う土地購入
  • 2024-03-31 (4,743百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都工場の新棟建設及び土地購入
  • 2025-03-31 (6,970百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 京都工場の新棟建設及び土地購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ