[6367] ダイキン工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当企業集団は、空調・冷凍機、化学、油機及び特機製品の製造、販売を主な事業としています。これらの事業は、国内外の関係会社と協力して行われています。

事業セグメント

  • 空調・冷凍機事業: 住宅用機器(ルームエアコン、空気清浄機など)、業務用機器(パッケージエアコン、脱臭機など)、舶用機器(海上コンテナ冷凍装置、舶用エアコンなど)の製造・販売を行っています。
  • 化学事業: フルオロカーボンガス(冷媒)、フッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂など)、化成品(半導体用エッチング剤など)の製造・販売を行っています。
  • その他事業: 油機関連(産業機械用油圧機器・装置など)、特機関連(防衛省向け砲弾・誘導弾用部品など)、電子システム関連(プロセス改善・ナレッジ共有システムなど)の製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な製品ラインナップを持ち、国内外の広範なネットワークを通じて製造・販売を行っている点が強みです。

今後の展開・方針

今後も国内外の市場における事業展開を強化し、技術革新を通じて製品の競争力を高めることを目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、収益性の高い分野への経営資源の集中を基本戦略とし、空調・冷凍機事業と化学事業を重点に設備投資を行ってきた。主にルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、並びにグローバルグループでの能力増強投資を実施し、銀行借入金及び自己資金を活用している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (783億59百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インクで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司で能力増強投資
  • 2016-03-31 (1,127億11百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インクで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司で能力増強投資
  • 2017-03-31 (903億45百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インクで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司で能力増強投資
  • 2018-03-31 (965億89百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インクで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、ダイキン アメリカ インクで能力増強投資
  • 2019-03-31 (87,161百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、ダイキン アメリカ インクで能力増強投資
  • 2020-03-31 (131,954百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インクで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司で能力増強投資
  • 2021-03-31 (136,985百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、グッドマン グローバル グループ インク グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司グループで能力増強投資
  • 2022-03-31 (156,371百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司グループで能力増強投資
  • 2023-03-31 (250,286百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、ダイキン アメリカ インク グループで能力増強投資
  • 2024-03-31 (311,462百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司 グループで能力増強投資
  • 2025-03-31 (324,648百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 空調・冷凍機事業でルームエアコン及びパッケージエアコンの研究開発・合理化投資、ダイキン ヨーロッパ エヌ ブイ グループで能力増強投資、化学事業で能力増強合理化投資、大金フッ素化学(中国)有限公司 グループで能力増強投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ