[6368] オルガノ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、総合水処理エンジニアリング会社として、水処理エンジニアリング事業と機能商品事業を行っています。

事業セグメント

  • 水処理エンジニアリング事業: プラント事業では、純水・超純水製造設備、用水処理設備、排水処理・排水回収設備、有価物回収設備、プロセス関連設備を提供。ソリューション事業では、消耗品交換、メンテナンス、運転管理、改造工事、水処理加工受託、包括メンテナンスを行う。
  • 機能商品事業: 水処理薬品事業では、RO水処理薬品、排水処理薬品、冷却水処理薬品、洗浄薬品、ボイラ水処理薬品を扱う。標準型機器・機能材事業では、純水・超純水製造装置、フィルタ機能材(分離精製材)を提供。食品事業では、食品素材、食品添加剤を取り扱う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、広範な水処理エンジニアリングの専門知識と多様な製品ラインを持ち、国内外における幅広いネットワークを活用している。

今後の展開・方針

PTラウタン・オルガノ・ウォーターの株式の一部を譲渡し、持分法適用関連会社とするなど、事業ポートフォリオの最適化を進めている。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産設備の増強と研究開発機能の充実・強化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に水処理エンジニアリング事業と機能商品事業において、開発センターやつくば工場を中心に多額の投資を行い、生産能力の強化と効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (334百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では本社設備及び開発センターなどを中心に205百万円、機能商品事業では開発センターや食品添加剤製造設備を中心に129百万円の設備投資を実施
  • 2016-03-31 (603百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では本社設備及び開発センターなどを中心に427百万円、機能商品事業では開発センターや食品添加剤製造設備を中心に176百万円の設備投資を実施
  • 2017-03-31 (903百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に602百万円、機能商品事業では開発センターや食品添加剤製造設備を中心に300百万円の設備投資を実施
  • 2018-03-31 (644百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に357百万円、機能商品事業では開発センターや食品添加剤製造設備を中心に286百万円の設備投資を実施
  • 2019-03-31 (635百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に470百万円、機能商品事業では開発センターや食品加工材製造設備を中心に164百万円の設備投資を実施
  • 2020-03-31 (965百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に716百万円、機能商品事業では開発センターや食品加工材製造設備を中心に248百万円の設備投資を実施
  • 2021-03-31 (1,015百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に791百万円、機能商品事業では開発センター及び食品加工材製造設備を中心に223百万円の設備投資を実施
  • 2022-03-31 (3,387百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に2,676百万円、機能商品事業では開発センター及び食品加工材製造設備を中心に711百万円の設備投資を実施
  • 2023-03-31 (1,466百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に1,232百万円、機能商品事業では開発センター及び食品加工材製造設備を中心に234百万円の設備投資を実施
  • 2024-03-31 (1,855百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に1,483百万円、機能商品事業では開発センター及び食品加工材製造設備を中心に372百万円の設備投資を実施
  • 2025-03-31 (2,803百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 水処理エンジニアリング事業では開発センター及びイオン交換樹脂精製を行うつくば工場を中心に2,433百万円、機能商品事業では開発センター及び食品加工材製造設備を中心に369百万円の設備投資を実施

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ