[7823] アートネイチャー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、オーダーメイドウィッグの製造・販売を主たる業務とし、国内外の子会社を通じて事業を展開しています。

事業セグメント

  • オーダーメイドウィッグ事業: 当社の店舗でお客様の頭部の形状を3D型取りシステムで計測し、製造子会社に製造を委託。完成品を国内の店舗を通じて販売。
  • 女性向け既製品ウィッグ事業: 製造子会社およびアジア諸国の委託先で製造し、国内の別形態店舗で販売。
  • 前払式特定取引業: 国内子会社で商品の購入等の便宜を図るための事業。
  • 芸能ウィッグ事業: アート三川屋社を通じて芸能ウィッグ事業を拡大。
  • 海外事業展開: シンガポール、マレーシア、タイにおける事業展開を目的とした子会社を展開。
  • 比較的安い価格帯のウィッグ事業: NAO-ART社を子会社化し、比較的安い価格帯のウィッグ事業に参入。
  • 医薬品販売事業: 「LABOMO ヘアグロウ ミノキシ5」を発売し、医薬品販売事業に参入。
  • 医療関連サポート事業: アートメディカル社を設立し、医療関連サポート事業に参入。

事業の特徴・強み

  • オーダーメイドウィッグの製造・販売における専門性と、国内外における広範な販売ネットワーク。
  • 主要原材料を一括購入し、製造子会社に無償支給することでコスト効率を高めている。

今後の展開・方針

バングラデシュに新たな製造子会社を設立し、2026年3月期の新工場稼働を目指す。新領域の事業への取り組みを進め、事業ポートフォリオを拡大。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に販売能力の増強を目的として、店舗の新規出店や移転、システムの機能強化を中心に設備投資を行ってきました。特に、顧客管理や販売管理システムの強化、カンボジア工場やANMP社、ANBD社を中心とした子会社への投資が目立ちます。これらの投資は、自己資金を主に活用して実施されており、継続的な成長を支える基盤となっています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (5,747百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 5店舗の新規出店、28店舗の別形態店舗新設、9店舗の移転、本社不動産の購入および本社設備の更新、顧客管理システムや販売管理システムの機能強化、カンボジア新工場の建設
  • 2016-03-31 (1,817百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 7店舗の新規出店、6店舗の別形態店舗新設、15店舗の移転、本社設備の更新、顧客管理システムや販売管理システムの機能強化、カンボジア工場を中心とした設備投資
  • 2017-03-31 (1,388百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 5店舗の新規出店、3店舗の別形態店舗新設、10店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、カンボジア工場を中心とした設備投資
  • 2018-03-31 (1,359百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 5店舗の新規出店、1店舗の別形態店舗新設、9店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2019-03-31 (1,390百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 3店舗の新規出店、3店舗の別形態店舗新設、11店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2020-03-31 (1,191百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 1店舗の新規出店、12店舗の別形態店舗新設、4店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2021-03-31 (885百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 2店舗の新規出店、1店舗の別形態店舗新設、7店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2022-03-31 (1,359百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 3店舗の新規出店、3店舗の別形態店舗新設、5店舗の移転、本社設備の更新、社内グループウエアの改修や販売管理システムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2023-03-31 (1,410百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 2店舗の新規出店、2店舗の別形態店舗新設、6店舗の移転、本社設備の更新、販売管理システムやCRMシステムの機能強化、ANMP社を中心とした設備投資
  • 2024-03-31 (2,089百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 3店舗の新規出店、10店舗の移転、本社設備の更新、販売管理システムやCRMシステムの機能強化、ANBD社を中心とした設備投資
  • 2025-03-31 (2,831百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 7店舗の新規出店、6店舗の移転、本社設備の更新、販売管理システムやCRMシステムの機能強化、ANBD社を中心とした設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ