[6383] ダイフク の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当企業集団は、マテリアルハンドリングシステム・機器、洗車機等の製造販売及びアフターサービスを主な事業とし、各地域や分野での専門企業を通じて事業を展開しています。

事業セグメント

  • ダイフクマテリアルハンドリングシステム: 機器、洗車機等の製造販売及びアフターサービスを行い、物流機器の設計・製造を国内の連結会社に委託しています。
  • コンテックグループ: パソコン周辺機器、産業用コンピュータ、ネットワーク機器の開発、製造販売及びアフターサービスを行っています。
  • Daifuku North America, Inc.(DNA)グループ: 北米を中心にマテリアルハンドリングシステム・機器の製造販売及びアフターサービスを行っています。
  • Clean Factomation, Inc.(CFI): 韓国の半導体メーカーへのクリーンルーム内搬送システムの製造販売及びアフターサービスを行っています。
  • 大福自動搬送設備(蘇州)有限公司(DSA): 中国の半導体メーカーへのクリーンルーム内搬送システムの製造販売及びアフターサービスを行っています。
  • その他: マテリアルハンドリングシステムのコンポーネントと現地で生産・調達する部材を組み合わせて、販売や据付工事、アフターサービスを行っています。

事業の特徴・強み

  • 各地域や分野に特化した専門企業を通じて、グローバルに事業を展開し、地域ごとのニーズに対応しています。

今後の展開・方針

事業系統図に基づき、各事業分野での専門性を活かし、グローバルな展開を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に滋賀事業所や北米を含む海外子会社において工場生産設備の維持更新と増強を中心に設備投資を行ってきました。これにより生産能力の向上と効率化を図り、近年では海外市場への対応を強化しています。資金は主に自己資金で賄われており、2024年度には転換社債型新株予約権付社債の発行も活用しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (75億32百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新
  • 2016-03-31 (42億10百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新
  • 2017-03-31 (59億5百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新
  • 2018-03-31 (63億48百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新並びに生産管理システムの追加開発
  • 2019-03-31 (7,920百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新並びに生産管理システムの追加開発
  • 2020-03-31 (13,220百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社事務棟の建設、滋賀事業所での各工場生産設備の維持更新、Daifuku North America Holding Companyグループの工場建設
  • 2021-03-31 (7,462百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ダイフクおよび北米子会社における各工場生産設備の維持更新
  • 2022-03-31 (11,565百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ダイフク及び北米子会社における各工場生産設備の維持更新
  • 2023-03-31 (16,811百万円)
    目的: 設備更新、生産能力増強
    詳細: ダイフクにおける工場生産設備の維持更新、北米子会社をはじめとする在外子会社の工場生産設備の増強
  • 2024-03-31 (21,410百万円)
    目的: 設備更新、生産能力増強
    詳細: ダイフクにおける工場生産設備の維持更新や増強、北米や中国、韓国における海外子会社の工場生産設備の増強
  • 2024-12-31 (15,532百万円)
    目的: 設備更新、生産能力増強
    詳細: ダイフクにおける工場生産設備の維持更新や増強、北米やインドにおける海外子会社の工場生産設備の増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ