[7864] フジシールインターナショナル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社フジシールインターナショナルを中心に、子会社27社と共にシュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチを中心としたパッケージングシステムの企画、提案、開発、製造及び販売を行っています。

事業セグメント

  • 日本: ㈱フジシールはシュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ及び包装機械を中心としたパッケージングシステムの企画、提案、開発、製造及び販売を行い、㈱フジアステックは包装機械のメンテナンスサービスを提供しています。その他、関連会社がそれぞれの専門分野で活動しています。
  • 米州: American Fuji Seal, Inc.はシュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ及び各種包装資材の製造、販売を行い、American Fuji Technical Services, Inc.は包装機械の製造、販売及びメンテナンスサービスを提供しています。
  • 欧州: Fuji Seal B.V.は欧州地域の地域持株会社として、シュリンクラベル、ソフトパウチ及び各種包装資材の販売を行い、関連会社が製造、販売及びメンテナンスサービスを提供しています。
  • アセアン: Fuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.はシュリンクラベル、ソフトパウチ、各種包装資材の製造、販売を行い、関連会社が包装機械の販売、メンテナンスサービス及び組み立て業務を提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な地域における広範な事業展開と専門的な子会社による製造、販売及びサービス提供能力。

今後の展開・方針

今後も各地域での事業展開を強化し、パッケージングシステムのさらなる開発と市場拡大を図る予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資は、主にシュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチなどの生産設備の増強・更新を目的としており、特に中期経営計画達成のための生産体制の強化に重点を置いている。また、火災事故の復旧や新工場建設、固定資産の売却益計上なども含まれている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (97億5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチなどの生産設備の強化。ポーランドのシュリンクラベル生産工場の火災事故による設備焼損。
  • 2016-03-31 (155億58百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチなどの生産設備の強化。宇部工場建設およびポーランド工場の火災事故復旧のための設備投資を含む。
  • 2017-03-31 (95億73百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強。フジシールウエスト宇部工場第2期工事の設備投資を含む。
  • 2018-03-31 (83億23百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強。
  • 2019-03-31 (7,535百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強。
  • 2020-03-31 (7,771百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。
  • 2021-03-31 (5,916百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。
  • 2022-03-31 (10,503百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。Fuji Seal Switzerland AGの所有不動産の譲渡に伴う固定資産売却益を計上。
  • 2023-03-31 (11,068百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。
  • 2024-03-31 (7,032百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。
  • 2025-03-31 (7,549百万円)
    目的: 生産能力増強・設備更新
    詳細: シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ事業などの生産設備の増強・更新。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ