[6513] オリジン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電源機器、システム機器、合成樹脂塗料、精密機構部品及びパワー半導体の製造販売を行い、関連する研究及びサービスを展開しています。

事業セグメント

  • エレクトロニクス事業: 電源機器の製造・販売を行い、一部は子会社や関連会社に製造を委託しています。
  • メカトロニクス事業: システム機器を当社が全て製造し、販売を行っています。
  • ケミトロニクス事業: 合成樹脂塗料を当社及び複数の子会社で製造・販売し、関連会社に販売を委託しています。
  • コンポーネント事業: 精密機構部品を当社及び子会社で製造・販売し、一部を子会社に製造委託し、販売も委託しています。
  • その他: パワー半導体を当社が製造・販売し、一部を子会社に製造委託しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 各事業において製造と販売の両方を行い、子会社や関連会社との連携を活かして効率的な事業運営を行っています。

今後の展開・方針

事業の系統図に基づき、各セグメントでの製造販売体制を強化し、関連会社との協力を深めることで市場競争力を高めていきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、設備投資は主に生産能力の増強を目的として行われており、電源機器、システム機器、合成樹脂塗料、精密機構部品、パワー半導体などの生産設備の拡充に重点を置いている。また、工場や本社の新築や移転、既存建物の設備改修も行われており、全体として効率化と合理化を図る戦略が見られる。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (16億1千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、本社及び本社工場移転に伴う新棟建設
  • 2016-03-31 (30億2千3百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 吉見工場の建設、電源機器の検査設備、間々田工場内の新棟建設、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、本社事業所の建設
  • 2017-03-31 (8億5千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、東邦化研工業株式会社の新本社建設、精密機構部品の生産設備、既存建物の設備改修
  • 2018-03-31 (13億7千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、東邦化研工業株式会社の本社工場新築移転、精密機構部品の生産設備、既存建物の設備改修
  • 2019-03-31 (1,151百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、旧本社工場跡地に付随する土地購入
  • 2020-03-31 (760百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の生産設備、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、通信機器設備や既存建物の設備改修
  • 2021-03-31 (423百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の実験機、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、本社さいたま新都心オフィスの本社事業所への統合に伴う設備改修
  • 2022-03-31 (397百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の実験機、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、パワー半導体の生産設備、既存建物の設備改修
  • 2023-03-31 (845百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の実験機、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、パワー半導体の生産設備、既存建物の設備改修や情報機器等
  • 2024-03-31 (797百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電源機器の検査設備、システム機器の実験機、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、パワー半導体の検査設備、情報機器や既存建物の設備改修等
  • 2025-03-31 (1,752百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 吉見工場テクノ&ロジセンター新棟建設、システム機器の実験機、合成樹脂塗料の生産設備、精密機構部品の生産設備、パワー半導体の検査設備、情報機器や既存建物の設備改修等

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ