[8043] スターゼン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、スターゼン株式会社を中心に、子会社17社、関連会社14社とともに、主に食肉の処理加工、ハム・ソーセージ及び食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育等の食肉事業活動を行っています。

事業セグメント

  • 食肉関連事業: 食肉の処理加工、ハム・ソーセージの製造、食肉の販売、生産・肥育を行っています。食肉の処理加工は当社及び子会社、関連会社で行い、ハム・ソーセージの製造は子会社ローマイヤ株式会社が担当。食肉の販売は当社及び複数の子会社、関連会社で行い、生産・肥育は子会社及び関連会社で実施しています。
  • その他の事業: 当社及び子会社スターゼンロジスティクス株式会社(貨物運送事業)他2社、関連会社ゼンミ食品株式会社(調味料製造)で、主に食肉関連事業のサポートを行っています。

事業の特徴・強み

  • 多くの子会社と関連会社を通じた広範な事業ネットワークにより、食肉の処理加工から販売、生産・肥育までを一貫して行える体制を持っています。

今後の展開・方針

スターゼンITソリューションズ株式会社を吸収合併し、事業の効率化を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、多様化するニーズや販売競争の激化に対応するため、食肉関連事業を中心に継続的な設備投資を行ってきました。生産能力の増強を目的とし、工場の新設や改修、情報処理設備の導入などを進め、効率的な生産体制を整えています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (30億35百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼンミートプロセッサー㈱青森工場の増改築工事、㈱システム・サービス・センターの情報処理設備
  • 2016-03-31 (21億9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ローマイヤ㈱栃木工場の増築及び製造設備改修工事、スターゼン東京物流センター㈱の冷凍設備改修工事
  • 2017-03-31 (20億7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼンミートプロセッサー㈱青森工場の製造設備の新設及び改修、㈱システム・サービス・センターの情報処理設備
  • 2018-03-31 (37億43百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼン食品㈱のハンバーグ新工場建設、スターゼンITソリューションズ㈱の情報処理設備
  • 2019-03-31 (4,062百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼン食品株式会社のハンバーグ新工場建設、スターゼンITソリューションズ株式会社の情報処理設備
  • 2020-03-31 (2,924百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼン販売株式会社の営業所の増改築工事、株式会社青木食品の製造設備機械
  • 2021-03-31 (3,440百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: スターゼン㈱の多賀城DC・PCの新築工事、㈱キング食品の新工場建築工事、スターゼンITソリューションズ㈱の端末機器、スターゼンロジスティクス㈱の冷蔵庫設備機器
  • 2022-03-31 (3,195百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社ビル及び営業所の改修、システム基盤及び基幹システム刷新、スターゼンミートプロセッサー株式会社の製造設備工事、スターゼンITソリューションズ株式会社のIT端末及び本社設備、株式会社青木食品の汚水処理施設
  • 2023-03-31 (3,101百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本社ビル及び営業所改修、Zeusシステム、スターゼンミートプロセッサー株式会社の製造設備工事、スターゼンITソリューションズ株式会社のシステム及び本社設備、株式会社青木食品の包装設備
  • 2024-03-31 (6,302百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工場設備、営業所改修、Zeusシステム、スターゼンミートプロセッサー株式会社の製造設備工事、スターゼンロジスティクス株式会社の伊丹市土地、スターゼンITソリューションズ株式会社のシステム設備、株式会社青木食品の包装設備
  • 2025-03-31 (8,916百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東扇島設備、Zeus等システム、営業所改修、スターゼンミートプロセッサー株式会社の製造設備工事、スターゼンロジスティクス株式会社の東扇島設備、伊丹事業所建設、株式会社青木食品の蒸麺設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ