[8046] 丸藤シートパイル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社と子会社2社で構成され、建設基礎工事用鋼製重仮設資材や仮設システム橋梁、補強土壁製品、建築用鉄骨加工品などの販売、賃貸、工事、加工、運送を行っています。

事業セグメント

  • 建設基礎工事用鋼製重仮設資材: 鋼矢板、H形鋼、鋼製山留材、覆工板などの販売、賃貸及び資材提供に附帯する工事、加工、運送を行っています。
  • 仮設システム橋梁: ランドクロスなどの仮設システム橋梁の販売、賃貸及び関連工事を行っています。
  • 補強土壁製品: 各種補強土壁製品の販売、賃貸及び関連工事を行っています。
  • 建築用鉄骨加工品: 建築用鉄骨加工品の販売、賃貸及び関連工事を行っています。

事業の特徴・強み

  • 日本製鉄㈱の製品を主に取り扱い、エムエム建材㈱を主力とする商社経由で購入しています。
  • 販売及び賃貸先は大手中堅建設会社が主体であり、営業圏は北海道から関西まで広がっています。

今後の展開・方針

今後も取引先別の営業を強化し、資材の売上・仕入業務と附帯する工事請負業務を拡大していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、企業は主に生産能力の増強を目的とした設備投資を行ってきました。特に、各工場における機械装置やシステムの導入が中心であり、効率化や新技術の導入を通じて競争力を高めることを目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (796百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京支店におけるSMW施工機械一式の導入
  • 2016-03-31 (13億42百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本店での業務系システムの導入と千葉工場隣接地の取得
  • 2017-03-31 (2億13百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本店での業務系システムの導入とフジ運輸㈱でのトラック購入
  • 2018-03-31 (1億71百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 山形工場での5トン橋形クレーン、仙台工場での溶接ロボット、フジ運輸㈱でのトラック・トレーラー購入
  • 2019-03-31 (457百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本店でのRTG杭打機、アースオーガー3軸機、小風力発電設備の導入
  • 2020-03-31 (634百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ディ・ケイ・コム㈱での全周回転機械類の導入と札幌工場での事務所建設
  • 2021-03-31 (197百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 札幌工場での運搬用特殊車両、北陸工場での天井クレーンの導入
  • 2022-03-31 (246百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 仙台・千葉・名古屋工場での開先加工ロボット、仙台工場での橋型クレーンの導入
  • 2023-03-31 (291百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 仙台工場での橋形クレーン、北陸工場でのバンドソー、札幌工場での鋼板プレス機及び設置工事、ディ・ケイ・コム㈱でのクローラクレーンの導入
  • 2024-03-31 (527百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 茨城工場での受変電設備、仙台工場と名古屋工場での天井クレーン、本店での仮設材設計システム、ディ・ケイ・コム㈱での全周回転機の導入
  • 2025-03-31 (1,197百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 本店でのRTG杭打機一式、茨城工場での超高圧洗浄機関係、関西工場での多軸穴明機一式、名古屋工場での鋼矢板自動ケレン機一式、ディ・ケイ・コム㈱でのマルチグリッパーの導入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ