[6622] ダイヘン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、変圧器、溶接機、産業用ロボット、プラズマ発生用電源、クリーン搬送ロボットなどの製造、販売、修理を主な事業としています。

事業セグメント

  • エネルギーマネジメント: 各種変圧器、受変電設備、開閉器、制御通信機器、分散電源機器、充電システム機器の製造販売・サービスを行っています。
  • ファクトリーオートメーション: 産業用ロボット、クリーン搬送ロボットの製造販売・サービスを行っています。
  • マテリアルプロセシング: 各種溶接機、プラズマ切断機、プラズマ発生用電源の製造販売・サービスを行っています。
  • その他: 不動産賃貸事業などを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な製品ラインナップを持ち、変圧器からロボットまで幅広い産業分野に対応しています。
  • グローバルに展開しており、各地域に関連会社を持ち、地域ニーズに対応したサービスを提供しています。

今後の展開・方針

高齢者再雇用を推進し、持続可能な人材活用を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、生産自動化や半導体関連の需要に対応するための投資を行ってきた。特に、テクニカルセンターや工場の増築、新本社建設、情報化投資などを通じて、効率的な生産体制の構築を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (36億8千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクニカルセンターやデモトラックの充実、生産自動化関連投資
  • 2016-03-31 (58億2千万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産自動化関連投資、耐震補強工事
  • 2017-03-31 (84億1千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産自動化関連投資、耐震補強工事
  • 2018-03-31 (96億5千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産自動化関連投資、新本社建設
  • 2019-03-31 (7,615百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ロボットシステム生産工場の増築、テクニカルセンターの建設、生産自動化関連投資
  • 2020-03-31 (3,491百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産自動化関連投資、半導体関連機器の増産対応設備
  • 2021-03-31 (3,967百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 青森工場の新棟建設、生産自動化関連投資、情報化投資
  • 2022-03-31 (4,420百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 半導体製造装置の需要拡大に伴う生産・検査設備の増強関連投資、生産自動化関連投資、情報化投資
  • 2023-03-31 (4,872百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 半導体製造装置の需要拡大に伴う生産・検査設備の増強関連投資、生産自動化関連投資、情報化投資
  • 2024-03-31 (8,278百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 半導体製造装置向け高周波電源システムの生産能力拡大のための工場増築及び生産・検査設備の増設、生産自動化関連投資
  • 2025-03-31 (9,693百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産自動化関連投資、耐震補強工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ