[6638] ミマキエンジニアリング の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、産業用インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ等の開発・製造・販売を主たる業務とし、地域別に報告セグメントを構成しています。

事業セグメント

  • SG(サイングラフィックス)市場向け: 広告・看板等のサイングラフィックス市場向けの製品群で、エコソルベントインクを搭載したインクジェットプリンタJVシリーズや、プリント&カット対応のCJVシリーズ、UV硬化インク搭載のUJV/UCJVシリーズが主要製品です。
  • IP(インダストリアルプロダクツ)市場向け: ノベルティや工業製品等のインダストリアルプロダクツ市場向けの製品群で、UV硬化インクを採用した大判フラットベッドインクジェットプリンタのJFXシリーズやデスクトップ型フラットベッドUVインクジェットプリンタのUJFシリーズが主要製品です。
  • TA(テキスタイル・アパレル)市場向け: 衣服や生地等のテキスタイル・アパレル市場向けの製品群で、昇華転写インクジェットプリンタのTSシリーズやダイレクト捺染インクジェットプリンタのTxシリーズが主要製品です。
  • FA事業: ファクトリーオートメーション装置事業や基板実装装置事業、半導体製造装置事業、基板検査装置事業、金属加工事業等を含むアルファーデザイングループの事業です。
  • その他: 上記のいずれにも属さない機種の製造・販売やサービス等を含みます。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 地域別に報告セグメントを構成し、各市場に特化した製品群を提供することで、多様なニーズに対応しています。

今後の展開・方針

今後も各市場向けに特化した製品の開発を進め、地域別のニーズに応じた事業展開を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、成長が期待できる製品分野及び研究開発分野に重点を置き、省力化、合理化及び製品の信頼性向上を目的とした設備投資を継続的に行っています。2015年から2025年にかけて、日本を中心に新工場建設や既存設備の更新、研究開発用設備の導入を行い、効率化と生産能力の増強を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (33億88百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 日本における新工場用地の取得13億20百万円
  • 2016-03-31 (27億32百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 日本における新工場建設13億9百万円
  • 2017-03-31 (27億95百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 欧州・中東・アフリカにおける工場設備4億39百万円
  • 2018-03-31 (20億21百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける新規金型製作及び既存金型更新2億53百万円
  • 2019-03-31 (2,345百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける金型268百万円
  • 2020-03-31 (1,585百万円)
    目的: 研究開発
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける研究開発用設備176百万円
  • 2021-03-31 (753百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける金型137百万円
  • 2022-03-31 (2,552百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおけるリース資産(機械及び装置)626百万円
  • 2023-03-31 (3,133百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける建物・建物附属・構築物(建設仮勘定含む)837百万円
  • 2024-03-31 (2,571百万円)
    目的: 研究開発
    詳細: 日本・アジア・オセアニアにおける研究開発用設備379百万円
  • 2025-03-31 (2,690百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 北・中南米における使用権資産1,105百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ