[6653] 正興電機製作所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電力、環境エネルギー、情報、サービス、その他の5つの分野で連結経営を行い、製品の開発、生産、販売、サービス活動を展開しています。

事業セグメント

  • 電力部門: 発電所及び変電所向け集中監視制御システム・電気設備、配電線自動制御システム・配電機器、電力業務ITシステム、スマート保安システム等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリングを行う。
  • 環境エネルギー部門: 上下水道設備向け受変電・監視制御システム、高速道路向け受変電・照明制御システム、一般産業・再生可能エネルギー向け受変電システム、蓄電システム、スマート保安システム等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリングを行う。
  • 情報部門: 港湾、ヘルスケア、eラーニングサービス等に関するクラウドサービス(SaaS)事業を行う。
  • サービス部門: 電気機械設備・電気設備・省エネ機器やロボット等のデジタル化や脱炭素に関連する製品の販売と本製品に関するエンジニアリング・工事施工・メンテナンスを行う。
  • その他: 制御機器、電子装置、調光フィルム、電気工事及び機械器具設置工事等に関する事業を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • グループ各社の緊密な連携のもとで事業を展開し、製品の開発、生産、販売、サービス活動を包括的に行う。

今後の展開・方針

当連結会計年度より、報告セグメント区分を変更し、事業の効率化と市場ニーズに応じた柔軟な対応を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、主に設備更新を目的とした投資を行い、特に2020年から2021年にかけては大規模なリニューアルを実施。これにより、電力部門や環境エネルギー部門の強化を図った。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (321百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産202百万円、無形固定資産118百万円の設備投資
  • 2015-12-31 (169百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産162百万円、無形固定資産6百万円の設備投資
  • 2016-12-31 (190百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産159百万円、無形固定資産31百万円の設備投資
  • 2017-12-31 (124百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産86百万円、無形固定資産38百万円の設備投資
  • 2018-12-31 (142百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産101百万円、無形固定資産41百万円の設備投資
  • 2019-12-31 (456百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産445百万円、無形固定資産10百万円の設備投資
  • 2020-12-31 (1,235百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産1,226百万円、無形固定資産9百万円の設備投資
  • 2021-12-31 (1,629百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 電力部門、環境エネルギー部門、その他に係る古賀事業所のリニューアルによる設備投資
  • 2022-12-31 (330百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産240百万円、無形固定資産89百万円の設備投資
  • 2023-12-31 (954百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産923百万円、無形固定資産31百万円の設備投資
  • 2024-12-31 (428百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 有形固定資産400百万円、無形固定資産27百万円の設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ