[8107] キムラタン の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは不動産事業、アパレル事業、及びウェアラブル事業を展開しています。

事業セグメント

  • 不動産事業: 不動産賃貸業を中心に、リノベーションによる付加価値を高めた中古物件の販売や不動産関連のマッチングプラットフォーム事業と連携した再販事業を展開。
  • アパレル事業: ベビー・子供服、その他衣料雑貨等の自社企画・設計による高付加価値製品を中心に、国内の百貨店インショップやネット通販での販売を行う。
  • ウェアラブル事業: ウェアラブルIoT技術を用いた園児見守りソリューションを全国の保育施設に提供し、安心・安全の確保と保育の質の向上に貢献。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • リノベーションによる付加価値を高めた中古物件の販売を強みとし、不動産関連のマッチングプラットフォーム事業と連携。
  • 自社企画・設計による独自性のある高付加価値で品質にこだわったアパレル製品。
  • ウェアラブルIoT技術を活用した園児見守りソリューションで保育施設の安心・安全をサポート。

今後の展開・方針

不動産事業において、再販事業を新たな事業の柱とすべく注力。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、リテール事業の販売能力増強を目的とした店舗設備やネット通販関連のソフトウエア取得を中心に進めてきた。近年では、不動産事業への新規参入を目的とした賃貸用物件の取得や関連システムの導入を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (有形固定資産84百万円、無形固定資産16百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: リテール事業で新しくスタートしたブランド「BOBSON」の店舗設備及びネット通販の販売強化のためのソフトウエアの購入
  • 2016-03-31 (有形固定資産23百万円、無形固定資産1百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: リテール事業のBOBSONショップの店舗設備及びネット通販のソフトウエアの購入
  • 2017-03-31 (有形固定資産11百万円、無形固定資産23百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: リテール事業のBOBSONショップ他の店舗設備及びネット通販関連システム、ホールセール事業のWeb受注システムの取得
  • 2018-03-31 (有形固定資産16百万円、無形固定資産1百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: アパレル事業の店舗設備、その他事業の保育園設備及び人材採用管理システムの取得
  • 2019-03-31 (有形固定資産35百万円、無形固定資産4百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社設備、アパレル事業の店舗設備及びソフトウエアの取得
  • 2020-03-31 (有形固定資産7百万円、リース資産12百万円、無形固定資産5百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: アパレル事業の店舗設備、物流関連及びNET通販のソフトウエア(リース資産含む)の取得
  • 2021-03-31 (有形固定資産7億37百万円、無形固定資産20百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: その他事業の賃貸用物件、アパレル事業の物流機器関連及びNET通販のソフトウエアの取得
  • 2022-03-31 (有形固定資産1億2百万円、無形固定資産14百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: その他事業の賃貸用物件、アパレル事業の物流機器関連設備及びソフトウエアの取得
  • 2023-03-31 (有形固定資産66億92百万円、無形固定資産4億89百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産事業である株式会社キムラタンエステートの発行されている全株式を取得したことによる賃貸用物件の取得及びそれに伴うのれんによるもの
  • 2024-03-31 (有形固定資産5億51百万円、無形固定資産7百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産事業の株式会社キムラタンプロパティ(旧有限会社月光園)の賃貸用物件の取得と、アパレル事業のNET通販システム刷新によるソフトウエアの取得
  • 2025-03-31 (有形固定資産18億89百万円、無形固定資産9百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産事業のイストグループ(株式会社イスト、株式会社ライブ、コネクト株式会社)及び賃貸用物件の取得と、不動産事業のマッチングアプリシステムの取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ