[8117] 中央自動車工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動車部品、用品、付属品の卸販売、輸出入及び自動車用品の製造販売を主な事業としている。

事業セグメント

  • 自動車部品・用品等販売事業: 自動車部品、用品及び付属品並びに関連サービスの開発・販売、輸出入を行う。連結子会社や非連結子会社を通じて、シンガポール、米国、中国、UAE、フィリピン、マレーシア、ベトナムでの事業展開をしている。
  • 自動車処分事業: 連結子会社の㈱ABTが損害保険会社の全損認定車両処分に関わる業務を行う。

事業の特徴・強み

  • 多国籍にわたる事業展開と、幅広い自動車部品・用品の販売および輸出入を行うネットワークを持つ。

今後の展開・方針

2024年12月に㈱ケー・エム・エンタープライズを完全子会社化し、さらなる事業拡大を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、設備投資は主に新規事業の展開と効率化を目的として行われてきた。特に中之島R&Dセンターの新設や増築、福岡支社や広島営業所の新築、東京支社の新社屋用地取得など、各地での拠点強化が進められている。これにより、業務効率化や新規事業の展開が図られている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (1億26百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムERP基本設計構築
  • 2016-03-31 (1億90百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムERP基本設計構築
  • 2017-03-31 (5億5百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 中之島R&Dセンター新設
  • 2018-03-31 (4億52百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: オイル添加剤の商標権等取得、中之島R&Dセンター新設
  • 2019-03-31 (546百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 福岡支社土地購入、中之島R&Dセンター隣接地の購入
  • 2020-03-31 (289百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 中之島R&Dセンター増築工事、福岡支社新築工事
  • 2021-03-31 (888百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 広島営業所移転用土地取得、福岡支社新築工事
  • 2022-03-31 (220百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 広島営業所建物新築
  • 2023-03-31 (2,736百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東京支社新社屋用地取得
  • 2024-03-31 (1,377百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東京支社新築費用の一部支払い
  • 2025-03-31 (2,108百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東京支社新社屋

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ