[6703] 沖電気工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

OKIグループは、製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守及びその他のサービスを行う企業です。

事業セグメント

  • パブリックソリューション事業: 道路関連システム、航空関連システム、消防・防災関連システム、官公庁向けシステム、防衛関連システム、航空機器、通信キャリア向け通信機器の製造・販売、システム構築・ソリューション提供及びその他サービスを行う。
  • エンタープライズソリューション事業: ATM、現金処理機、営業店端末、予約発券端末、チェックイン端末、外貨両替機、ATM監視・運用サービス、金融営業店システム、事務集中システム、予約発券システムの製造・販売、工事・保守及びその他サービスを行う。
  • コンポーネントプロダクツ事業: エッジデバイス(IoT)、センサーネットワーク、PBX、ビジネスホン、コンタクトセンター、クラウドサービス、LEDプリンターの製造・販売及びその他サービスを行う。
  • EMS事業: 設計・生産受託サービス、プリント配線板、ケーブル・電極線、エンジニアリングの製造・販売及びその他サービスを行う。
  • その他: 主に用役提供を行うとともに、将来事業創出に向けた活動も推進する。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における製品の製造・販売、システム構築、ソリューション提供、工事・保守及びその他サービスの提供能力。

今後の展開・方針

将来事業創出に向けた活動を推進している。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

OKIグループは、長期的成長が期待できる分野において、研究開発、新商品開発、生産活動等に設備投資を行い、生産能力の増強と効率化を図ってきました。特に情報通信、メカトロシステム、プリンター、EMS事業を中心に、社会インフラ、IoT、金融、ネットワークシステム等の分野での新製品対応のための設備投資を継続的に実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (11,461百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報通信システム、プリンタ、EMS事業における研究開発、新商品開発、生産活動への設備投資
  • 2016-03-31 (11,660百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報通信システム、プリンター、EMS事業における研究開発、新商品開発、生産活動への設備投資
  • 2017-03-31 (8,653百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報通信、メカトロシステム、プリンター、EMS事業における研究開発、新商品開発、生産活動への設備投資
  • 2018-03-31 (7,394百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報通信、メカトロシステム、プリンター、EMS事業における研究開発、新商品開発、生産活動への設備投資
  • 2019-03-31 (9,943百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 情報通信、メカトロシステム、プリンター、EMS事業における新製品対応のための設備投資
  • 2020-03-31 (14,864百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 情報通信、メカトロシステム、プリンター、EMS事業における新製品対応と工場建物付帯設備の更新
  • 2021-03-31 (22,356百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ソリューションシステム、コンポーネント&プラットフォーム事業における新製品対応のための設備投資
  • 2022-03-31 (17,910百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ソリューションシステム、コンポーネント&プラットフォーム事業における新製品対応のための設備投資
  • 2023-03-31 (12,700百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ソリューションシステム、コンポーネント&プラットフォーム事業における新製品対応のための設備投資
  • 2024-03-31 (11,284百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パブリックソリューション、エンタープライズソリューション、コンポーネントプロダクツ、EMS事業における新製品対応のための設備投資
  • 2025-03-31 (11,465百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: パブリックソリューション、エンタープライズソリューション、コンポーネントプロダクツ、EMS事業における新製品対応のための設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ