[8218] コメリ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは株式会社コメリ及び子会社15社で構成され、ホームセンター事業とその他事業を展開しています。

事業セグメント

  • ホームセンター事業: 金物・工具、資材・建材、園芸・農業用品の販売、物流サービス、情報処理システムの開発・運営、クレジットカード関連サービスを行っています。店舗ブランドとして『コメリパワー』『コメリPRO』『コメリハード&グリーン』『アテーナ』を展開し、地域特性や顧客ニーズに合わせた店舗展開を行っています。
  • その他事業: LPガス・ガソリン等の燃料や書籍等の販売を行っています。

事業の特徴・強み

  • 毎日保証された低価格と圧倒的な品揃えを提供することを強みとしています。
  • 地域特性やお客様のニーズに合わせた店舗展開を行っています。

今後の展開・方針

今後も地域特性や顧客ニーズに応じた店舗展開を継続し、海外での買付けや物流サービスの強化を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、2015年から2025年にかけて、主に新規店舗の出店と既存店舗の改装を通じて販売能力を増強してきました。特にパワー、ハード&グリーン、プロの各店舗の新規出店を中心に、システム投資も行い、設備投資額は年々変動しつつも一貫して高水準を維持しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (168億11百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW8店舗とHC4店舗、H&G15店舗、AT1店舗の新規出店
  • 2016-03-31 (86億88百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW2店舗、HC2店舗、H&G9店舗の新規出店
  • 2017-03-31 (135億51百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW4店舗、HC5店舗、H&G8店舗の新規出店
  • 2018-03-31 (215億12百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW8店舗、HC7店舗、H&G2店舗の新規出店
  • 2019-03-31 (17,653百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW9店舗、H&G3店舗の新規出店及び既存店の改装
  • 2020-03-31 (9,247百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: PW2店舗、H&G8店舗、PRO1店舗の新規出店及び既存店の改装
  • 2021-03-31 (15,945百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: パワー10店舗、ハード&グリーン12店舗、プロ3店舗の新規出店及び既存店の改装
  • 2022-03-31 (13,301百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: パワー8店舗、PRO3店舗、ハード&グリーン7店舗の新規出店及び既存店の改装
  • 2023-03-31 (12,080百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: パワー10店舗、PRO3店舗、ハード&グリーン8店舗の新規出店、既存店の改装及びシステム投資
  • 2024-03-31 (14,504百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: パワー8店舗、PRO3店舗、ハード&グリーン16店舗の新規出店、既存店の改装及びシステム投資
  • 2025-03-31 (14,368百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: パワー12店舗、PRO4店舗、ハード&グリーン10店舗の新規出店、既存店の改装及びシステム投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ