[8260] 井筒屋 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、百貨店事業を主な内容とし、関連する友の会事業等を展開しています。

事業セグメント

  • 百貨店業: 当社および連結子会社㈱山口井筒屋が事業展開しており、商品の供給や商品券の共通使用等営業上の提携を行っています。
  • 友の会事業: 連結子会社㈱井筒屋友の会が、百貨店各社に対し前払式の商品販売の取次を行っています。
  • その他: 関連会社㈱ニシコンが情報処理サービス業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社は、百貨店事業において商品の供給や商品券の共通使用等の営業上の提携を行い、関連会社や子会社との連携を強化しています。

今後の展開・方針

今後も百貨店事業を中心に、関連事業とのシナジーを活かした事業展開を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、主に百貨店業の販売能力増強を目的として、売場リニューアルに多額の設備投資を行ってきました。最近では、建物の維持管理を目的とした設備更新にも投資を行っています。これらの投資はすべて自己資金によって賄われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (20億63百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店・黒崎店の売場リニューアルに19億82百万円、㈱コレット井筒屋の売場リニューアルに49百万円を投資
  • 2016-02-29 (7億98百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店・黒崎店の売場リニューアルに6億72百万円、㈱コレット井筒屋の売場リニューアルに85百万円を投資
  • 2017-02-28 (6億12百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店・黒崎店の売場リニューアルに5億63百万円、㈱コレット井筒屋の売場リニューアルに26百万円を投資
  • 2018-02-28 (5億22百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店・黒崎店の売場リニューアルに4億60百万円、㈱コレット井筒屋の売場リニューアルに40百万円を投資
  • 2019-02-28 (7億39百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店の売場リニューアルに6億97百万円、㈱山口井筒屋の売場リニューアルに36百万円を投資
  • 2020-02-29 (2,553百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店の売場リニューアルに2,391百万円、㈱山口井筒屋の売場リニューアルに155百万円を投資
  • 2021-02-28 (76百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店の売場リニューアルに75百万円を投資
  • 2022-02-28 (10億95百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本店の売場リニューアルに9億22百万円を投資
  • 2023-02-28 (4億9百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本店の建物の維持管理に伴う設備工事に4億9百万円を投資
  • 2024-02-29 (1,010百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本店の建物の維持管理に伴う設備工事に1,010百万円を投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ