[8275] フォーバル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社フォーバルを中心に、子会社32社及び関連会社4社で構成され、中小・中堅法人向けにOA・ネットワーク機器の販売、通信サービス、インターネット関連サービス、ユーティリティ・ビジネス、印刷、保険サービス、エコ住宅設備、LED照明、技術者派遣、IT教育、健康経営サービスを提供しています。

事業セグメント

  • フォーバルビジネスグループ: フォーバルビジネスグループは、株式会社フォーバルを中心に、ビー・ビー・コミュニケーションズ、ヴァンクール、フォーバルテクノロジー、プロセス・マネジメント、フォーバル・リアルストレート、フォーキャスト、第一工芸社、三好商会、えすみ、コーディネート、エルコム、ネットリソースマネジメント、アベヤス、進駸堂販売、奈良事務機、三知、Meisin、エイエフシーで構成されています。
  • フォーバルテレコムビジネスグループ: フォーバルテレコムビジネスグループは、フォーバルテレコム、トライ・エックスタクトシステム、保険ステーション、FISソリューションズで構成されています。
  • 総合環境コンサルティングビジネスグループ: 総合環境コンサルティングビジネスグループは、アップルツリーで構成されています。
  • 人的資本経営: 人的資本経営は、アイテック、フォーバルカエルワーク、タニタヘルスリンク、エフピーステージで構成されています。
  • その他: その他には、ビジカ、FORVAL (CAMBODIA) CO., LTD., PT.FORVAL INDONESIA, FORVAL VIETNAM CO., LTD., FORVAL MYANMAR CO., LTD., E SECURITY SERVICES CO., LTD., HANEL SOFTWARE SOLUTIONS JOINT STOCK COMPANY, JAPANESE SMEs DEVELOPMENT JOINT STOCK COMPANYが含まれます。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 中小・中堅法人向けに多様なサービスを提供し、包括的な戦略を立案して事業活動を展開していることが強みです。

今後の展開・方針

2024年にタニタヘルスリンク及びエフピーステージの株式を取得し、連結子会社化したことにより、報告セグメントを変更し、人的資本経営に含めています。また、E SECURITY SERVICES CO., LTD.の第三者割当増資を引受け、持分法適用の非連結子会社としています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、情報通信業界における急速な技術革新と競争の激化に対応するため、効率化と高度化を目的として、事務所設備、社内情報システム、ソフトウェアの増強に重点を置いた設備投資を継続的に実施してきました。特に、フォーバルビジネスグループとフォーバルテレコムビジネスグループにおいては、新規事務所の開設や社内情報システムの強化に多額の投資を行い、モバイルショップビジネスグループでは新規ショップ開設の設備投資も行いました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (336百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 新規事務所及び情報システム関連の設備、ソフトウェアの増強及びOA機器
  • 2016-03-31 (423百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウェアの購入
  • 2017-03-31 (385百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウェアの購入
  • 2018-03-31 (391百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウェアの購入
  • 2019-03-31 (669百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウェアの購入
  • 2020-03-31 (428百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウェアの購入
  • 2021-03-31 (517百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウエアの購入
  • 2022-03-31 (888百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウエアの購入
  • 2023-03-31 (881百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウエアの購入
  • 2024-03-31 (1,615百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所用土地の購入、事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウエアの購入
  • 2025-03-31 (789百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務所設備及び備品等の購入、社内情報システムのソフトウエアの購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ