[8830] 住友不動産 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、当社および連結子会社48社ほかにより構成され、主に不動産賃貸、不動産販売、完成工事、不動産流通、その他の事業を展開しています。

事業セグメント

  • 不動産賃貸事業: オフィスビルや高級賃貸マンションの開発・賃貸を行い、住友不動産ヴィラフォンテーヌ㈱がホテル事業、住友不動産ベルサール㈱がイベントホール・会議室の賃貸、住友不動産商業マネジメント㈱が商業施設の運営・管理を行っています。
  • 不動産販売事業: マンション、戸建住宅、宅地等の開発分譲を行い、分譲後の管理業務は住友不動産建物サービス㈱が担当しています。
  • 完成工事事業: 新築そっくりさんや戸建住宅の建築工事請負を行い、住友不動産シスコン㈱がインテリアの販売を行っています。
  • 不動産流通事業: 住友不動産販売㈱が不動産売買の仲介、住宅の販売代理、賃貸仲介を行っています。
  • その他の事業: 住友不動産エスフォルタ㈱がフィットネスクラブ事業、泉レストラン㈱が飲食業、いずみ保険サービス㈱が保険代理店業、泉カントリー倶楽部㈱がゴルフ場運営を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な不動産関連事業を展開し、各分野で専門子会社が事業を担うことで、幅広いサービスを提供しています。

今後の展開・方針

今後も各事業分野での開発・運営を強化し、さらなる成長を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社は不動産賃貸事業の拡充に重点を置き、毎年大規模な設備投資を行っている。各年度において、主要な不動産プロジェクトが竣工し、事業拡大を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-03-31 (279,373百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 住友不動産新宿セントラルパークタワー(延床面積60,093㎡)等が竣工
  • 2021-03-31 (367,721百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 住友不動産麹町ガーデンタワー(延床面積47,677㎡)等が竣工
  • 2022-03-31 (187,826百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 住友不動産大崎ツインビル東館(延床面積47,203㎡)等が竣工
  • 2023-03-31 (463,751百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 東京三田ガーデンタワー(延床面積190,550㎡)等が竣工
  • 2024-03-31 (196,758百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 住友不動産中野駅前ビル・レジデンス(延床面積81,051㎡)等が竣工
  • 2025-03-31 (170,244百万円)
    目的: 不動産賃貸事業の拡充
    詳細: 住友不動産六本木セントラルタワー(延床面積31,943㎡)等が竣工

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ