[3843] フリービット の財務・株価分析レポート

フリービットの2024年04月期の営業利益は5,887百万円、営業利益率は11.1%と前年比1,880百万円増、営業利益率は2.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、インターネットに関わるコアテクノロジーの開発と大規模システムの運用を強みとし、法人向けおよび個人向けにインターネット関連サービスを提供しています。

事業セグメント

  • 5Gインフラ支援事業: ISP向け事業支援サービス、MVNO向け事業支援(MVNE)サービス、法人向けクラウドサービスを含む。
  • 5G生活様式支援事業: 個人向けモバイル通信関連サービス、個人向けインターネット接続関連サービス、集合住宅向けインターネット接続関連サービス、社宅管理代行サービスを含む。
  • 企業・クリエイター5G DX支援事業: インターネットマーケティング関連サービス、アドテクノロジー関連サービスを含む。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • インターネットに関わるコアテクノロジーの開発と大規模システムの運用における技術力の蓄積。

今後の展開・方針

現在の事業セグメントを基に、インターネット関連サービスの提供を通じて社会に貢献する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、サービスの安定的提供と充実・強化を目的に、主にネットワーク設備、マンション事業用設備、ソフトウェア開発、5G最適化に向けたデータセンター移設などに継続的に投資を行ってきた。特に近年では5G関連のインフラ整備に注力している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-04-30 (718,564千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: サービスの安定的提供、充実・強化を目的に、MVNOサービス、VDCサービス、B2C店舗造作設備、株式会社フルスピードのソフトウェア開発に投資
  • 2016-04-30 (1,063,929千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マンション事業用設備、MVNOサービス、株式会社フルスピードのソフトウェア開発、VDCサービスに投資
  • 2017-04-30 (1,454,556千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マンション事業用設備、MVNOサービス、株式会社フルスピードのソフトウェア開発、VDCサービス、株式会社フリービットEPARKヘルスケアのソフトウェア開発に投資
  • 2018-04-30 (2,024,811千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マンション事業用設備、MVNOサービス、株式会社フルスピードのソフトウェア開発、VDCサービス、株式会社フリービットEPARKヘルスケアのソフトウェア開発に投資
  • 2019-04-30 (2,785,006千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マンション事業用設備、MVNOサービス、株式会社フルスピードのソフトウェア開発、VDCサービス、株式会社フリービットEPARKヘルスケアのソフトウェア開発に投資
  • 2020-04-30 (1,850,869千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: クラウドサービス事業用設備、マンション事業用設備、株式会社フリービットEPARKヘルスケアのソフトウェア開発、株式会社アルクのソフトウェア開発に投資
  • 2021-04-30 (1,416,896千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ネットワーク設備の更新、オフィス環境の構築、マンション事業用設備及び賃貸等の共同住宅の取得に投資
  • 2022-04-30 (963,008千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ネットワーク設備の更新、5G最適化に向けたデータセンター移設、集合住宅向けインターネット接続機器の取得に投資
  • 2023-04-30 (532,141千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ネットワーク設備の更新、5G最適化に向けたデータセンター移設、集合住宅向けインターネット接続機器の取得に投資
  • 2024-04-30 (1,709,422千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ネットワーク設備の更新、5G最適化に向けたデータセンター移設、集合住宅向けインターネット接続機器の取得、グローバルアフィリエイトプラットフォームへのインフルエンサープラットフォーム機能実装に投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ