13330 – マルハニチロ 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは水産資源事業、加工食品事業、食材流通事業、物流事業を主要事業として展開しています。
主要な事業分野
- 水産資源事業
- 加工食品事業
- 食材流通事業
- 物流事業
各事業分野の詳細
水産資源事業
水産資源事業は国内外で漁業を行う漁業ユニット、養殖ユニット、水産商事ユニット、海外ユニットから構成されています。
加工食品事業
加工食品事業は家庭用冷凍食品、缶詰、フィッシュソーセージ、ちくわ、デザート、調味料、フリーズドライ製品等の製造・販売を行う加工食品ユニット、化成品の製造・販売を行うファインケミカルユニットから成り立っています。
食材流通事業
食材流通事業は水産商材や業務用商材の製造・販売を行う食材流通ユニット、国内外の畜産物を取り扱う畜産ユニットから構成されています。
物流事業
物流事業は冷凍品や飼料の保管、輸配送などを行う子会社や関連会社によって運営されています。
事業の特徴・強み
- 多角的な事業展開: 水産資源、加工食品、食材流通、物流と幅広い分野で事業展開を行っている。
- 国内外での展開: 国内外での漁業、製造、流通など幅広い地域で事業を展開している。
今後の展開・戦略
今後は、持続可能な水産資源の管理やグローバル市場での競争力強化を重点に据えた戦略を展開していく予定です。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————–|———————-|———|————–|———|———|
| 大洋エーアンドエフ㈱ | 東京都中央区 | 709百万円 | 水産資源事業 | 100.00 | 有 |
| 大都魚類㈱ | 東京都江東区 | 2,628百万円 | 水産資源事業 | 100.00 | 有 |
| 神港魚類㈱ | 兵庫県神戸市兵庫区 | 100百万円 | 水産資源事業 | 100.00 | 有 |
| 大東魚類㈱ | 愛知県名古屋市熱田区 | 100百万円 | 水産資源事業 | 90.25 | 有 |
| ㈱マルハ九州魚市ホールディングス | 福岡県福岡市東区 | 97百万円 | 水産資源事業 | 100.00 | 有 |
| 九州中央魚市㈱ | 熊本県熊本市西区 | 90百万円 | 水産資源事業 | 83.68 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————–|———————-|———|————–|———|———|
| 浙江興業集団有限公司 | 中華人民共和国浙江省舟山市 | 1,488百万円 | 水産資源事業 | 35.00 | 有 |
| 煙台日魯大食品有限公司 | 中華人民共和国山東省莱陽市 | 45,380千元 | 水産資源事業 | 45.00 | 有 |
【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 特定子会社に該当しております。
3. 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数で記載しております。
4. 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。
5. 正式な会社名は以下のとおりであります。シーパック㈱ -> Southeast Asian Packaging and Canning Limited
6. ㈱マルハニチロアセットについては、2024年4月1日に当社を存続会社とする吸収合併により、消滅しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの時期において、設備投資は年々増加しており、特に2021年と2023年には大きな投資が行われました。投資金額も増加傾向にあり、2023年に最も高い20,108百万円の投資が実施されました。投資の頻度は毎年行われており、継続的な投資が行われています。
投資の目的と内容
主要な投資分野は漁業・養殖事業、加工事業、海外事業であり、これらの分野に経営資源を集中させることが目的とされています。投資の主な目的は生産能力拡大や供給体制の強化であり、新工場建設や生産ラインの新設などが行われています。特に海外事業においては、現地での生産設備の増強や新規施設の建設が行われています。
投資の効果と影響
設備投資により事業への影響は生産性の向上や効率化が期待されており、生産能力の拡大や供給体制の強化が進んでいます。一方で、新規事業への投資や海外展開によるリスクも考慮する必要があります。投資により事業成果が向上している一方、市況変動や競合環境の変化に対応する課題も存在しています。