13760 – カネコ種苗 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、種苗の生産・販売、造園・法面工事の請負施工、花き園芸用品や農業資材の販売、養液栽培プラント・温室の設計・施工を行っています。
主要な事業分野
- 種苗事業
- 花き事業
- 農材事業
- 施設材事業
各事業分野の詳細
種苗事業
種子や苗の生産・販売、造園・法面工事の請負施工を行っています。主な製品は野菜種子、牧草種子、ウイルスフリー苗、種イモなどであり、高品質な特性を持つ自社開発品種を提供しています。
花き事業
家庭園芸向けに花き園芸用品や野菜種苗の販売を行っており、営利栽培農家向けにも自社開発品種の販売を行っています。製品は花苗、野菜種苗、球根などで、幅広い顧客層に対応しています。
農材事業
農薬や被覆肥料の販売を中心に行っており、農薬は農産物の安定生産に必要な製品を提供しています。また、共同開発した被覆肥料「ベストマッチ」も販売しています。
施設材事業
農業資材の販売や養液栽培プラント・温室の設計・施工を行っています。農業の効率化や環境制御に貢献する製品を提供し、栽培技術指導も行っています。
事業の特徴・強み
- 自社開発品種の提供: 高品質な特性を持つ自社開発品種を中心に製品を展開しており、顧客ニーズに合った製品を提供している。
- 幅広い製品ラインナップ: 種苗、花き園芸用品、農薬・被覆肥料など幅広い製品を取り扱い、農業全般に関わる製品を提供している。
今後の展開・戦略
当社は、新たな技術や需要に対応した製品開発を進めることで競争力を強化し、国内外での事業拡大を目指す戦略を展開しています。また、環境への配慮や持続可能な農業の推進にも注力しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
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| フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション | フィリピン | 100,000千ペソ | 種苗事業 | 99.9 | あり |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
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【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2018年05月期に特に大きな投資が行われ、6億16百万円の設備投資が実施されました。その後も2019年05月期や2022年05月期にも比較的大規模な投資が行われています。投資金額は年によって変動しており、2015年05月期から2024年05月期までの間で2億11百万円から6億16百万円まで幅広く変動しています。投資の頻度は毎年行われており、継続的な設備投資が行われていることがわかります。
投資の目的と内容
主要な投資分野は、新商品の開発や商品の信頼性の向上に対処するための投資が中心です。種苗事業や農材事業、施設材事業など、各事業部門において作業効率化や倉庫改修、建替えなどの投資が行われています。投資の目的は、生産能力の拡大や商品の信頼性向上、販売競争への対応などが挙げられます。投資の特徴として、各年度ごとに事業部門ごとに重点を置いた投資が行われており、多角的な投資が展開されている点が挙げられます。
投資の効果と影響
設備投資により、生産効率の向上や商品の信頼性向上が期待されています。また、新商品の開発や販売競争への対応が可能となり、事業の競争力強化につながると考えられます。一方で、投資による資金の圧迫や投資成果の見極めが重要であり、効果的な投資の選定と管理が求められます。