[1377] サカタのタネ の財務・株価分析レポート

13770 – サカタのタネ 財務分析レポート

13770 – サカタのタネ 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは園芸商材(野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材)の販売業務を主力として展開しています。主要な事業分野は国内卸売事業、海外卸売事業、小売事業、その他の全社共通事業です。

主要な事業分野

  • 国内卸売事業
  • 海外卸売事業
  • 小売事業
  • その他、全社共通事業

各事業分野の詳細

国内卸売事業

国内の種苗会社等へ野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材などを卸販売しています。主な会社には㈱サカタ ロジスティックス、㈱ブロリード種苗会社などが含まれます。

海外卸売事業

海外の種苗会社等に野菜種子、花種子、苗木などを卸販売しています。主な会社にはSakata Seed America, Inc.、Sakata Vegetables Europe S.A.S.などが含まれます。

小売事業

一般園芸愛好家向けに商品を仕入れ、ホームセンターや通信販売で販売しています。

その他、全社共通事業

官公庁・民間向けの造園工事の施工・管理、人材派遣業務、研究開発の受託業務を行っています。

事業の特徴・強み

  • グローバル展開: 海外卸売事業を通じて世界各地で事業を展開しており、国内外で幅広い顧客にサービスを提供しています。
  • 多様な商品ラインナップ: 野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材など幅広い園芸商材を取り扱っており、顧客のニーズに応えることができます。

今後の展開・戦略

当社はさらなるグローバル展開を目指し、新たな市場への進出や商品ラインナップの拡充を行うことで成長を目指します。また、研究開発の強化や顧客サービスの向上にも注力し、競争力の強化を図ります。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————————-|———————|———-|——————|———-|———-|
| 株式会社サカタロジスティックス | 栃木県矢板市 | 30百万円 | 国内卸売事業 | 100% | なし |
| 株式会社ブロリード | 三重県津市 | 50百万円 | 国内卸売事業 | 100% | なし |
| 株式会社山形セルトップ | 山形県東村山郡 | 50百万円 | 国内卸売事業 | 100% | なし |
| 株式会社飛騨セルトップ | 岐阜県高山市 | 70百万円 | 国内卸売事業 | 62% | なし |
| 株式会社福岡セルトップ | 福岡県久留米市 | 100百万円 | 国内卸売事業 | 100% | なし |
| 有限会社サカタテクノサービス | 横浜市都筑区 | 13百万円 | その他 | 100% | あり |
| サカタのタネグリーンサービス株式会社 | 横浜市都筑区 | 90百万円 | その他 | 100% | あり |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————–|——————-|——–|————–|———-|———-|
| NewBreed Ltd. | Herzliya, Israel | 1,227百万ILS | 海外卸売事業 | 46% | あり |

【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 議決権の所有割合の()内は、間接所有割合で内数です。
3. 特定子会社に該当しております。
4. Sakata Seed America,Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
5. 役員の兼任については、有価証券報告書提出日現在の状況にて記載しております。
6. 2024年7月16日付で、当社の連結子会社であるSakata Seed Sudamerica Ltda.はSakata Colombia S.A.S.を設立しております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2016年05月期から2024年05月期にかけて、設備投資の総額は増加傾向にあり、特に2018年05月期と2024年05月期に大きな投資が行われた。2018年05月期の総額は55億32百万円、2024年05月期の総額は8,010百万円で最も高い。投資金額の推移は増加傾向にあり、2019年05月期の6,163百万円が最低である。投資の頻度は年々続けられており、継続的な投資が行われている。

投資の目的と内容

主な投資分野は、千葉農場や研究施設、IT設備、倉庫施設などであり、海外子会社への投資も多い。投資の目的は、生産能力拡大や新設施設の建設、基幹システム構築など多岐にわたる。特に、Sakata Seed America, Inc.における研究施設や倉庫の拡張が目立つ。投資の特徴は、海外展開や研究開発施設への注力が見られ、事業拡大や競争力強化に重点が置かれている。

投資の効果と影響

設備投資により、生産能力が拡大し、新規事業の展開や効率化が進んでいる。特に、海外子会社への投資によりグローバル展開が強化されている。一方で、売却益を計上するなど、適切な資産の活用やリストラクチャリングも行われており、効果的な資産運用が図られている。