事業内容

事業の概要

当社グループは、「流通小売事業」と「リテールAI事業」を主要な事業とし、持株会社制を採用しております。流通小売事業では、ディスカウントストア「TRIAL」ブランドを展開し、豊富な商品ラインナップとワンストップショッピングを提供しています。一方、リテールAI事業では、小売事業者やメーカーに向けてデジタル技術を活用したプロダクトやソリューションを提供しています。

主要な事業分野

• 流通小売事業
• リテールAI事業
• その他（リゾート関連事業、建築・不動産管理等）

各事業分野の詳細

流通小売事業

• 多様な店舗フォーマットを展開し、生鮮食料品から衣料品まで幅広い商品を取り扱う「TRIAL」ブランドのディスカウントストアを全国に展開しています。店舗フォーマットはメガセンター、スーパーセンター、smart、小型店の4種類で、24時間営業を含む高い利便性と価格競争力が特徴です。

リテールAI事業

• 小売事業者やメーカー向けに、セルフスキャン機能付きのショッピングカート「Skip Cart」やデータ分析プラットフォーム「MD-Link」などのプロダクトを提供しています。リアル店舗のオペレーション改善やマーケティング効率化を支援し、独自のビジネスモデルを展開しています。

その他

• リゾート関連事業や建築・不動産管理を行い、食のブランディングを通じてロイヤルカスタマーを確立する取り組みを行っています。会員サービスの拡充や周遊性の向上を目指しています。

事業の特徴・強み

• ワンストップショッピング: 豊富な商品ラインナップと24時間営業を含む高い利便性が顧客に好評であり、競争力を強化しています。
• リテールテックの活用: リテールAI事業では、デジタル技術を積極的に活用し、顧客体験の向上や店舗運営の効率化を実現しています。

今後の展開・戦略

当社は、リテールDXを推進し、業界全体の活性化を図る取り組みを強化しています。特に、リテールAI事業において、新たなプロダクトやソリューションの開発を加速し、顧客体験の向上と効率的な店舗運営を追求しています。また、リゾート関連事業や建築・不動産管理を通じて、会員サービスの拡充や地域貢献に注力し、業界全体の発展に貢献していく戦略を展開しています。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————|—————-|——–|—————-|———-|———-|
| ㈱トライアルカンパニー | 福岡市東区 | 2,123 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |
| ㈱トライアルストアーズ | 福岡市東区 | 50 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |
| ㈱青森トライアル | 福岡市東区 | 10 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |
| ㈱明治屋 | 福岡県田川市 | 10 | 流通小売事業 | 100.0 | – |
| ㈱Le Petit Nicois | 福岡市東区 | 3 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |
| ㈱MLS | 福岡県田川市 | 95 | 流通小売事業 | 34.2 | あり |
| ㈱SU-PAY | 福岡市東区 | 101 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |
| ㈱トライアルカーズ | 福岡市東区 | 10 | 流通小売事業 | 100.0 | – |
| ㈱トライアル・インシュアランス・サービス | 福岡市東区 | 10 | 流通小売事業 | 100.0 | あり |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————–|————-|——–|—————-|———-|———-|
| Trial.Korea Co.,Ltd. | 韓国釜山市 | KRW9,540百万 | 流通小売事業 | 29.9 | – |
| ㈱ムロオ | 広島県呉市 | 430 | 流通小売事業 | 24.7 | – |
| ㈱SalesPlus | 東京都港区 | 255 | リテールAI事業 | 50.0 | あり |

【注釈】
1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
3. 特定子会社に該当します。
4. 資本金は、百万円未満（外貨建てのものは表示単位未満）を切り捨て表示しています。
5. 「議決権の所有割合」の（）内は、間接所有割合で内数を記載しております。
6. 持分は100分の50以下ではありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。
7. 当社と一部の連結子会社は、効率的な資金活用のために、キャッシュ・マネジメント・システム（CMS）を導入しております。
8. ㈱トライアルストアーズについては、売上高（連結会社相互間の内部売上高を除く）の連結売上高に占める割合が10％を超えております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2024年06月期において、当社グループは流通小売事業の店舗網拡大や改装投資に重点を置き、20,266百万円の設備投資を行いました。特に新店41店舗への投資やリテールAI事業への開発投資が注目されます。投資は頻繁に行われており、主要な投資分野は流通小売とリテールAIであり、継続的な投資活動が行われています。

投資の目的と内容

投資の主な目的は、流通小売事業の店舗網拡大と収益性向上、リテールAI事業のプロダクト開発や改良にあります。具体的には、新店舗の開設や改装、AI技術の活用による集客力向上が重要な投資内容として挙げられます。投資の特徴は、収益性や効率化を重視しつつ、過度な投資を避ける姿勢が示されています。

投資の効果と影響

設備投資により、流通小売事業の店舗網が拡大し、収益性が向上した可能性があります。また、リテールAI事業の開発投資により、新たなプロダクトが生み出されることで競争力が強化されると期待されます。一方、減損損失や店舗閉鎖損失の計上が課題として挙げられ、事業効率の見直しやリスク管理の重要性が示唆されています。