16050 – INPEX 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、石油・ガス関連事業を中心に展開しており、主要な事業は埋蔵量評価と将来の純キャッシュ・フローの割引現在価値算定に焦点を当てています。
主要な事業分野
- 石油・ガス埋蔵量評価
- 将来の純キャッシュ・フローの割引現在価値算定
各事業分野の詳細
石油・ガス埋蔵量評価
当社グループは、米国証券取引委員会(SEC)規則に基づき、原油、コンデンセート、LPG、天然ガスの確認埋蔵量を評価しています。埋蔵量評価は独立性を持った検証担当部門によって検証され、客観性と正確性を維持しています。
将来の純キャッシュ・フローの割引現在価値算定
将来のキャッシュ・インフロー、産出原価、開発費、法人税などを考慮し、標準化された測定方法に基づいて将来の純キャッシュ・フローの割引現在価値を算定しています。年間割引率は10%を使用しております。
事業の特徴・強み
- 石油・ガス埋蔵量の確認埋蔵量が豊富であり、安定した事業基盤を持つ
- 将来の純キャッシュ・フローの割引現在価値算定において、客観性と正確性を重視
今後の展開・戦略
将来的には、石油・ガス埋蔵量のさらなる拡大や、将来の純キャッシュ・フローの最適化を図りながら、持続可能な成長を目指す戦略を展開していく予定です。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
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| ㈱INPEX JAPAN | 東京都港区 | 100 | 日本国内における石油・天然ガスの探鉱・開発・生産・販売等 | 100.00 | 有 |
| ㈱INPEXアルファ石油 | 東京都港区 | 8,014 | オーストラリア連邦WA-35-L鉱区ほかにおける石油・天然ガスの探鉱等 | 100.00 | 有 |
| ㈱INPEX南マカッサル | 東京都港区 | 1,097 | インドネシア共和国南マカッサル海域セブク鉱区における石油・天然ガスの探鉱等 | 100.00 | 有 |
| ㈱INPEXコンソン | 同上 | 10 | ベトナム社会主義共和国南部海上05-1b&1c鉱区における石油・天然ガスの探鉱等 | 100.00 | 有 |
| ㈱INPEXノルウェー | 同上 | 100 | ノルウェー王国スノーレ油田ほかにおける石油の探鉱・開発・生産・販売等 | 50.51 | 有 |
| ㈱INPEXサウル石油 | 東京都港区 | 4,600 | 東チモール民主共和国のPSC TL-SO-T 19-12鉱区における石油・天然ガスの探鉱等 | 100.00 | 有 |
| ㈱INPEXマセラ | 同上 | 71,254 | インドネシア共和国アラフラ海マセラ鉱区における石油・天然ガスの探鉱等 | 54.94 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————————–|———————-|———-|————————————————————————–|———-|———-|
| ジャパン石油開発㈱ | 同上 | 5,532 | アラブ首長国連邦アブダビ沖合上部ザクム油田、サター油田及びウムアダルク油田における石油の探鉱等 | 100.00 | 有 |
| J0DCO Exploration Limited | 英国領ケイマン諸島 | 219,272 | アラブ首長国連邦アブダビ陸上ブロック4鉱区における石油の探鉱等 | 51.00 | 有 |
| J0DCO Onshore Limited | 同上 | 111 | アラブ首長国連邦アブダビ陸上ADCO鉱区における石油の探鉱等 | 65.76 | 有 |
| JODCO Lower Zakum Limited | 同上 | 600,000 | アラブ首長国連邦アブダビ沖合下部ザクム油田における石油の探鉱等 | 100.00 | 有 |
| INPEX Gas British Columbia Ltd. | カナダブリティッシュコロンビア州 | 1,043,488 | カナダブリティッシュコロンビア州ホーンリバー・コルドバ・リアード地域シェールガス鉱区における天然ガスの探鉱等 | 45.09 | 有 |
| INPEX BTC Pipeline, Ltd. | 英国領ケイマン諸島 | 63,800 | アゼルバイジャン共和国バクー・ジョージア・トビリシ、トルコ共和国ジェイハンを結ぶオイルパイプラインの建設・運営等 | 100.00 | 有 |
【注釈】
1. 特定子会社であります。
2. ジャパン石油開発㈱及びJODCO Onshore Limitedについては、売上収益の連結売上収益に占める割合が100分の10を超えております。
3. INPEX Ichthys Pty Ltdについては売上収益の連結売上収益に占める割合が100分の10を超えておりますが、主要な損益情報等の記載を省略しております。
4. 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。
5. 債務超過会社であり、債務超過額は114,309百万円であります。
6. 「議決権の所有割合」の欄の()内は間接所有割合で内数となっております。
7. 関連会社等には、共同支配企業を含んでおります。
8. 持分は100分の50超でありますが、共同支配企業であるため関連会社等としております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの投資額は年々変動しており、最も大きな投資が行われたのは2015年の9,570億円でした。その後、投資額は減少傾向にあり、2020年に1,701億円まで低下しましたが、2022年には3,471億円に回復しました。投資の頻度は年々変動しており、特に2015年と2022年に大きな投資が行われました。
投資の目的と内容
主要な投資分野は探鉱投資と生産施設等石油・天然ガス開発投資であり、これらの投資は生産能力拡大や新規事業展開を目的として行われています。特にアジア・オセアニア地域における生産施設等石油・天然ガス開発投資が最も大きく、継続的な投資が行われています。
投資の効果と影響
投資により事業の拡大や効率化が図られ、生産能力が向上しています。一方で、投資額の変動や投資先の地域によるリスクも考慮する必要があります。投資による成果は、収益や市場シェアの拡大などで示されていますが、地域ごとに投資効果には差異が見られます。