[1716] 第一カッター興業 の財務・株価分析レポート

17160 – 第一カッター興業 財務分析レポート

17160 – 第一カッター興業 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは、切断・穿孔工事事業、ビルメンテナンス事業、リユース・リサイクル事業を展開しています。

主要な事業分野

  • 切断・穿孔工事事業
  • ビルメンテナンス事業
  • リユース・リサイクル事業

各事業分野の詳細

切断・穿孔工事事業

切断・穿孔工事は、道路やコンクリート構造物の解体や撤去に必要な工事であり、主に工業用ダイヤモンドやウォータージェット工法を使用しています。主要な得意先は総合建設業者や道路建設業者であり、公共事業関連工事が中心です。

ビルメンテナンス事業

ビルメンテナンス事業では、集合住宅やオフィスビルの給排水設備の保守点検や清掃業務を行っております。排水管清掃や貯水槽清掃などを通じて、ビルの円滑な運営を支援しています。

リユース・リサイクル事業

リユース・リサイクル事業では、中古のIT関連機器やOA機器を仕入れ、データ消去や補修・改修を行った後、法人向けに販売しています。また、データ消去サービスやオフィス設置サービスも提供しています。

事業の特徴・強み

  • 切断・穿孔工事事業では、工業用ダイヤモンドやウォータージェット工法を活用し、公共事業関連工事に強みを持つ。
  • ビルメンテナンス事業では、給排水設備の保守点検や清掃業務を通じて、ビルの運営をサポート。
  • リユース・リサイクル事業では、中古機器の再利用を促進し、データ消去や補修を通じて環境負荷を軽減。

今後の展開・戦略

当社グループは、技術革新やサービス拡充を通じて競争力を強化し、顧客ニーズに柔軟に対応することを戦略としています。また、持続可能なビジネスモデルの構築や地域展開を通じて成長を目指しています。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————–|————–|——–|——————|———-|———-|
| 株式会社ウォールカッティング工業 | 愛知県あま市七宝町 | 10,000 | 切断・穿孔工事事業 | 100.0 | あり |
| 株式会社新伸興業 | 沖縄県豊見城市字座安 | 10,000 | 切断・穿孔工事事業 | 51.0 | あり |
| 株式会社アシレ | 神奈川県横浜市旭区 | 15,000 | 切断・穿孔工事事業 | 100.0 | あり |
| 株式会社ユニペック | 兵庫県神戸市東灘区 | 12,000 | 切断・穿孔工事事業 | 100.0 | あり |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————-|————–|——–|—————————-|———-|———-|
| ダイヤモンド機工株式会社 | 福岡県福岡市城南区 | 100,000 | 切断・穿孔工事事業 | 20.0 | なし |
| 株式会社ムーバブルトレードネットワークス | 東京都千代田区 | 99,800 | IT機器・OA機器等のリユース・リサイクル事業 | 34.6 | なし |

【注釈】
1. 連結子会社であった株式会社光明工事は、2023年7月1日付で当社を存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
2. 株式会社ムーバブルトレードネットワークスは、2023年9月25日付にて当社が株式の一部を売却したことにより、当社の連結子会社から持分法適用関連会社になっております。
3. 株式会社TRYは、当連結会計年度において株式会社ムーバブルトレードネットワークスが保有する全株式を売却したことにより、持分法適用関連会社から除外しております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2016年06月期から2021年06月期にかけて特に大きな投資が行われており、投資額は865,296千円から1,936,268千円まで増加しています。投資の主な項目は機械装置及び運搬具であり、この期間において切断・穿孔工事事業における設備投資が中心でした。投資は比較的頻繁に行われており、継続的な施工能力増強や技術開発計画に基づく投資が行われています。

投資の目的と内容

主な投資目的は施工能力増強、合理化、省力化、技術開発計画であり、これらの目的に基づいて設備投資が行われています。主要な投資分野は機械装置及び運搬具であり、特に切断・穿孔工事事業における設備投資が注目されます。また、2019年06月期では千葉営業所の移転・改修にも投資が行われました。

投資の効果と影響

設備投資により施工能力が増強され、生産効率が向上しました。また、合理化や省力化により業務効率が改善されたと考えられます。新たな技術開発計画に基づく投資により、競争力強化や新規事業展開の可能性が拡大したと言えます。一方で、投資額の増加に伴う資金調達やリスク管理が課題となる可能性もあります。